• もしかしてワキガかも?!ワキガの予防と見極め法

    ワキガについて

    ワキガというだけで病気だと思ってしまったり、人にうつるなんて噂も聞き混乱した方もいるのではないでしょうか。ワキガ自体めずらしい物でもなく、ワキガのニオイには重要な意味があります。ワキガの根本を知って、コンプレックスも弾き飛ばしましょう。
    1. 1.はじめに
    2. 2.ワキガは人種によって大差がある
    3. 3.ワキガの原因はアポクリン腺!
    4. 4.ワキガの自主的対策と手術法
    5. 5.この3点でワキガを予防する
    6. 6.ワキガと体臭の見極めが予防のひとつ
    7. 7.まとめ

    はじめに

    ワキガはストレスやコンプレックスとなる一つです。
    嫌な臭いを発しないために、デオドラントを重ねても効果が少ないですよね。
    また普段からの自分の臭いがワキガかもしれないと気にかけている人もいると思いますが、ここでは、ワキガってどういうものなのか、予防や対処内容をチャックリストも加えてご説明いたします。

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    ワキガは人種によって大差がある

    ワキガとは体質的なものだと判断されていますが、実は疾患名として「腋臭症」とも言われています。
    日本人をはじめ、東洋人は体臭が少ない人種であるため、ニオイに対してはよけいに敏感かもしれません。

    人種的に割合を見ていきますと、中国人では5%前後、日本人は10%~15%、欧米人80%、中でも黒人は100%がワキガであることが明らかにされています。

    欧米ではワキガでない人を探す方が大変そうですが、そのためか香水の文化が発達し、またワキガを特別に取り立てて主張するのではなく、個人の体質であるという考えが強いようです。

    では、ワキガの特徴として何が違うかと見てみますと、汗を出すアポクリン腺の量の相違です。
    欧米人はアポクリン腺を多く持つ遺伝子、東洋人はアポクリン腺が少ない遺伝子を持つ人が多いということがいわれています。

    ワキガの原因はアポクリン腺!

    私たちの汗が出る管(汗腺)には、エクリン腺とアポクリン腺という2種類があります。
    そのうちのアポクリン腺という汗腺から出た汗をエサに菌の増殖地帯となり、また汗の成分が分解されることで作られた低級脂肪酸が、ニオイを放ちワキガ独特のにおいとなります。

    ワキガは思春期を過ぎたころから目立つようになりますが、これは男性ホルモンであるアンドロゲンが影響しているといわれます。
    男性ホルモンだからといって、女性には分泌されないということではなく、女性にも分泌されるものです。
    アンドロゲンの分泌が男性に多いためワキガも男性に多く見られますが、女性では月経前期や妊娠を機に分泌が高まることがわかっています。

    アポクリン腺の特徴
    アポクリン腺から出る汗の成分は、タンパク質や脂肪酸、糖質などであり、通常出る汗は水分が多いのに対して、水以外の成分が多くドロッとした汗です。
    ワキガのもう一つの特徴である衣服の黄ばみですが、これは汗の成分の一つ「リポフスチン」という色素が原因となっています。

    アポクリン腺は体のどこにでもあるわけではなく、脇、へそ、乳輪、陰部、耳などの特定部位に分布し、辛い物を食べた、気温が高いための発汗とは異なり、興奮や緊張などによる精神性発汗で分泌が高まります。

    この汗腺が部分的に分布しているのには、古代からの人間の進化が原因と言われています。
    人間が猿人だったころには体中が毛だらけでアポクリン腺も多く、繁殖するためのフェロモンとしてニオイの汗が分泌されていました。
    しかし進化と共に体毛が減り、直立することで性欲を高めるために効率がいい場所に限局されていき、やがては視覚で欲求を高める今の姿になったようです。

    ワキガの自主的対策と手術法

    【対処法】
    ▪黄ばんだ衣類はニオイのもとになりますので、塩素系漂白剤や重曹などで
     汚れを落としましょう。
    ▪汗をかいたらこまめに拭き取る、または衣類を交換するなど清潔を保持しましょう。

    【治療法】
    ▪「直視下手術法」
     皮膚を数センチカットして、皮膚の裏側にあるアポクリン腺を目で確かめながら
     除去する手術が多く行われています。

    ▪「非直視下手術法」
     脂肪吸引と同じ用法で、1センチの穴を開け管を挿入しすべての汗腺をかきだす方法です。
     また最近では、管を入れてかきだすのに加え、管から超音波を出し
     死滅させながら吸い取るという術式も行われるようになりました。

    この3点でワキガを予防する

    食生活
    肉類やバターなどの動物性食品は、アポクリン腺からの汗の分泌を促しますので、欧米食よりは和食がおすすめです。
    反対にニオイをおさえる働きのある納豆などの大豆製品や生姜や梅干し、酢を使った料理を食べることが効果的です。

    入浴
    清潔が第一です。シャワー浴でさっと汗を流すのではなく、お風呂に浸かって汗を流し、一緒に老廃物も排泄することが必要です。
    身体を洗う時も、ニオイが強いからといって皮膚をゴシゴシこするのは逆効果になりますので、消臭効果のある石鹸などを用いて丁寧に洗いましょう。

    ストレス
    アポクリン腺は精神的な要因から分泌量が多くなるため、普段よりストレスをためない生活を心がけましょう。
    睡眠不足や熟睡できない質の悪い睡眠は自律神経をアンバランスにします。
    気持ちと身体のゆとりを持つことが大切です。

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    ワキガと体臭の見極めが予防のひとつ

    ワキガと体臭の違い
    ワキガと体臭の違いは汗を出す汗腺が違うことです。
    ワキガはアポクリン腺から出るもので、ワキガではない体臭といわれるものは、エクリン腺から出た汗が汚れとなったものを、常在菌がエサとして利用し繁殖していきます。
    時間が経つにつれてアミノ酸の分解がすすむことでニオイを放つ、いわゆるワキガ以外の体臭となります。

    ワキガの原因アポクリン腺の成分がタンパク質など中心であることに対して、一般の体臭につながる成分は99%が水で、他はカリウムやカルシウム、乳酸、塩化ナトリウムとなっています。

    もうひとつ、アポクリン腺は脇の下、耳、陰部などに分布していますが、エクリン腺は体温調節を目的としているため、全身に広がっています。
    セルフチェック
    セルフチェックをして、自身のニオイがワキガに当てはまるのか、通常の体臭なのか知ることで、対処の方法を見極めましょう。
    チェックが多くつくことで、ワキガの体質といえます。

    ☑ 耳垢がやわらかく、湿っていることが多い
    ☑ 汗をかいた脇の部分が黄ばむ
    ☑ 親や祖父母などにワキガの人がいる
    ☑ 脇に汗をかきやすい
    ☑ 靴や靴下のニオイがきつい
    ☑ 脇と陰部の汗の臭いが似ている
    ☑ 毛深いほうである

    まとめ

    ワキガにこんな真髄があったこと、初めていった方もいると思いますが、日本人はニオイに慣れていない民族で、欧米ではワキガをフェロモンとして対応しているくらいのものです。
    ワキガであることで心労を重ねることなく、普段からのケアとともに自身でも気にしないで過ごすことが大切だと思われます。

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  • ワキガ治療の基礎知識‼治療方法や費用、期間について徹底解説

    ワキガについて

    ワキガを誰にも相談できず悩んでいるという方もいるのではないでしょうか?ワキガの治療をして、臭いを気にせず生活できるようになりたい……今回は、そんなワキガに悩んでいる方の為にワキガとは何か、ワキガの原因、その治療方法とその種類、ワキガ治療の費用と期間をご紹介します。
    1. 1.はじめに
    2. 2.ワキガとは
    3. 3.ワキガの原因
    4. 4.ワキガの治療の種類と方法
    5. 5.ワキガの治療の費用と期間
    6. 6.まとめ

    はじめに

    脇の臭いが普通にしていても自分で分かるほど強くて嫌だな、どうにかしたい、人に脇の臭いが臭いと言われたらどうしよう等、自分のワキガをどうにかしたいと思っている方は意外に多いのではないでしょうか。

    今回はそんな方の為にワキガの原因や治療方法、その種類、ワキガの治療の期間や期間についてご説明していきます。

    ワキガとは

    ワキガとは腋臭症(えきしゅうしょう)という主に脇から悪臭が発生する体質の事を言います。その主な原因は汗です。
    汗には2種類あり、エクリン腺から出る汗とアポクリン腺から出る汗に分けられます。

    エクリン腺
    全身のあらゆる部分に分布していて主に体温調節の為に汗を出す腺の事で、分泌される汗は無味無臭です。

    アポクリン腺
    身体の限られた部分にあり、特に脇に多く分布しています。アポクリン腺から分泌される汗は白く濁っていて、脂肪やたんぱく質、糖質、ミネラル、鉄分、アンモニア等が含まれています。

    脇の下にはアポクリン腺が多く分布しています。
    ここから出てくる汗を皮膚の常在菌が食べてしまう事で、ワキガが発生してしまいます。皮膚の常在菌が汗を食べると、汗が発酵した状態になります。
    そして、独特な臭いを発生させるのです。

    例えば、発酵食品を思い出してみると分かりやすいと思います。
    納豆やぬか漬け等、独特の臭いがしますよね?
    それと同じで汗が発酵した時に出る臭いがいわゆるワキガです。

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    ワキガの原因

    1.体質
    アポクリン腺の量が多いとワキガになりやすいです。

    臭いの原因になるアポクリン腺が多い程、アポクリン腺から分泌される汗の量が比例して多くなってしまい、ワキガになりやすくなります。

    一般的に両親のどちらかがワキガだと子供のワキガになりやすいと言われています。

    また両親がワキガでない場合でも、祖父母や親族にワキガの方がいるとワキガになってしまう可能性が高いです。
    ただし、両親や親族にワキガの方がいても必ずしもワキガになるわけではありません。

    2.脂肪分の多い食事
    ワキガや体臭は食生活等も大きく関係していて、食事によってワキガの臭いが出やすくなったり、逆にワキガの臭いが少なくなる事もあります。

    油っこい食べ物や肉、動物性たんぱく質(バター、牛乳、チーズ等)を摂取し過ぎると、アポクリン腺や皮脂腺を刺激してしまいます。

    アポクリン腺から出る汗が増える生活習慣を送ってしまうと、ワキガの臭いが発生してしまうのです。

    3.ストレス
    人はストレスを感じると、ワキガの臭いの原因であるアポクリン腺からの汗が出やすくなってしまいます。
    脇の汗とワキガの臭いを気にし過ぎると余計に汗の分泌を促してしまって、悪循環になりかねません。

    4.肥満
    肥満傾向が強い方は臭いの強い汗を沢山かいてしまう事が多いのです。

    理由として、肥満傾向の方は痩せている方に比べて体内の熱を放出しにくいため、体温調節が上手く出来ずに体温を下げようと汗を大量にかき、それが臭いの元になります。

    5.脇毛の手入れをしない
    腋毛が生えたままの状態でいると脇にかいた汗の蒸発を妨げ、脇の下が蒸れてしまいます。その結果、脇の下が汗で湿ってしまい、菌が繁殖しやすくなり、ワキガの臭いが強くなってしまうのです。

    ワキガの治療の種類と方法

    ワキガの治療の選択は重症度によって異なります。
    ただ、素人が重症度を見分けるのは難しいので、必ず病院で診断して貰いましょう。

    では、重症度別に治療方法を見ていきましょう。

    1.軽度
    ワキガが軽度であれば塗り薬や飲み薬で十分臭いは防げます。

    塩化アルミニウム液
    これをティッシュやコットンに染み込ませて臭いの気になる部位に塗りましょう。塩化ナトリウム液は基本的に制汗剤と同じですが、臭いを抑える効果があるので軽度のワキガであれば効果を発揮してくれます。

    臭化プロバンテリン
    これは抗コリン系の内服薬です。
    汗の分泌を抑える作用がありますが、副作用として口や目等の粘膜の乾燥、尿の出が悪くなる(乏尿)があります。
    よって長期的な服薬はお勧め出来ません。

    精神面や自律神経を整える内服薬
    これは臭いに対して不安や恐怖を覚える方の為に処方される場合があり、不安や恐怖を和らげてくれる作用があります。ただ、これも副作用があって眠気やふらつきに注意が必要です。

    2.中等度
    手術を行う程のワキガではない方が対象になります。

    ボトックス注射
    これはボツリヌス菌を脇の下に注射する事で、汗を出す時の伝達物質の分泌が抑えられ、一時的に汗の量を減らす作用があります。これは主にエクリン腺の汗に働きかけるので、多汗症とワキガを併発されている方、メンタルの影響によって発汗が多い方が対象になります。

    電気凝固法
    脇の毛穴に電気針を刺し、そこに高周波の電流を流し、脇の脱毛及びアポクリン腺と皮脂腺の破壊を行う方法です。脱毛も一緒に出来ますので、ワキガの根本的な解決が出来ます

    3.重症
    ワキガが重症の場合、手術が必要になります。

    直視下手術法(剪除法)
    脇の下を切開して裏返し、アポクリン腺を目視で確認しながら1つずつ取り除いていく方法です。
    汗腺が高い確率で除去出来る確実な方法ですが、3~5㎜程の傷跡が残ってしまいます。

    非直視下手術法(皮下組織吸引法)
    脇の下に小さな穴を開け、そこからカニューレ(細い管)を入れてアポクリン腺、エクリン腺及び皮脂腺をかき出すように吸引する方法です。傷口が目立たず、広範囲にアプローチ出来ますが、アポクリン腺を完全に除去するのは難しく、アポクリン腺の根っこが残ってしまうと再発してしまう恐れがあります。

    超音波吸引法
    皮下組織吸引法がベースになっている方法です。
    先端に超音波を発生させ、その熱でアポクリン腺を破壊して吸引します。
    全てのアポクリン腺を除去するのは困難で、技術によっては火傷や合併症を起こすリスクがあります。

    皮下組織除去法
    カミソリの刃と皮膚を抑えるローラーの付いた専用器具を使用する方法です。カミソリの刃で皮下組織ごと削り、アポクリン腺やエクリン腺を除去していきます。
    傷口は小さく、高い効果が得られますが、回復まで時間がかかってしまうのがデメリットです。
    この施術のリスクとしては、稀に皮膚の壊死が起こってしまうことです。

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    ワキガの治療の費用と期間

    ワキガの程度や診断、治療方法によって費用は異なります。ただ、ワキガの治療は条件を満たせば保険が適用されます。保険が適用される条件は以下の2つです。

    • 保険治療が認められている病院
    • 保険適用が認められている手術

    つまり、これ以外の治療は自費負担になってしまいます。
    ワキガ治療をしてくれる科目は皮膚科、美容外科、形成外科等になります。
    第一選択としては皮膚科がお勧めで、保険適用される手術は剪除法です。

    費用としては手術代がおよそ35,000円前後、その他に診察代や処置に5万円程度見ておいた方が無難です。
    その他の保険適用外の手術は30~50万円程になります。

    治療期間ですが、入院は最低でも3日、全体では最短でも1週間から10日位は必要になります。仕事がある方は予め調整しておいて治療に臨みましょう。

    まとめ

    ワキガの主な原因はアポクリン腺と皮脂腺から出る分泌物です。
    ワキガの原因には体質、脂肪分の多い食生活、ストレス、肥満、脇の手入れをしない事が挙げられます。

    ワキガの治療方法は重症度によって違いますので、必ず医療機関を受診して診察を受けましょう。

    ワキガを治療して、脇の臭いに囚われない生活を送りましょう!

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    治験・臨床試験についての詳しい説明

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