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1月 16 2023 血圧が高い人ほど眼圧が高い
日本人対象の大規模な横断研究から、緑内障を含む眼疾患既往歴のない一般住民において、収縮期血圧と拡張期血圧のいずれについても、その値が高いほど眼圧が高いという有意な関連のあることが明らかになった。慶應義塾大学医学部眼科の羽入田明子氏、筑波大学医学医療系社会健康医学の山岸良匡氏らの研究によるもので、詳細は「Scientific Reports」に10月19日掲載された。
眼圧とは眼球内の圧力のこと。眼球の形を維持するために一定程度の眼圧が必要とされるが、高すぎる眼圧は視神経にダメージを与え、視野障害を引き起こす。現在、国内での視覚障害の原因のトップは緑内障であり、緑内障の治療においては眼圧をしっかり下げることで視神経への負担を抑制することが重要。
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郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。一方、高血圧も日本の国民病といわれるほど患者数の多い疾患で、かつ、高血圧も高眼圧の修正可能なリスク因子の一つであることが知られている。ただし、収縮期血圧と拡張期血圧のどちらが眼圧により強い影響を及ぼすのかといった詳しいことは分かっていない。これを背景として羽入田氏らは、国立がん研究センターなどによる次世代多目的コホート研究(JPHC-NEXT研究)の眼科関連研究のデータを用いた検討を行った。
2013~2017年に研究参加登録された茨城県筑西市の40歳以上の住民9,940人のうち、緑内障患者、白内障や屈折異常に対する手術を受けた人、極端な高眼圧または低眼圧の人(上下1パーセンタイル以内)などを除外した6,783人(男性40.9%)を解析対象とした。全体の46.5%が高血圧(140/90mmHg以上または降圧薬服用中)だった。
眼圧に影響を及ぼし得る因子(年齢、性別、喫煙・飲酒習慣、BMI、LDL-コレステロール、糖尿病、中心角膜厚など)で調整後、非高血圧群の眼圧は13.7mmHgであるのに対して、高血圧群は14.4mmHgであり、有意に高かった(P<0.001)。また、収縮期血圧が10mmHg高いごとに眼圧は0.32mmHg高くなり、拡張期血圧が10mmHg高いごとに眼圧は0.41mmHg高くなるという有意な関連が認められた(いずれも傾向性P<0.001)。
前記と同様の因子で調整後、非高血圧群を基準として高眼圧症(21mmHg超)に該当するオッズ比(OR)を計算すると、高血圧群はORが1.88(95%信頼区間1.14~3.08)となり、9割近く高眼圧症の有病率が高いことが明らかになった。また、収縮期血圧、拡張期血圧ともに、その値が高いほど高眼圧症に該当するオッズ比が高いという関連が認められた(いずれも傾向性P<0.001)。
次に、収縮期血圧120mmHg未満、120~159mmHg、160mmHg以上、および拡張期血圧80mmHg未満、80~99mmHg、100mmHg以上で層別化し全体を9群に分け、120/80mmHg未満の群を基準に高眼圧症に該当するオッズ比を比較。すると、160/100mmHg以上という収縮期/拡張期血圧の双方が最も高い群ではORが9.41(95%信頼区間3.26~27.1)と、9以上の高いオッズ比が認められた。さらに80mmHg未満/160mmHg以上という収縮期血圧のみが高い孤立性収縮期高血圧の場合、ORは17.4(同3.51~86.2)と17を上回るオッズ比が示された。
著者らは、本研究が横断研究であるため因果関係は検討できないことなどを限界点として挙げたうえで、「国内の一般住民を対象とする研究から、収縮期血圧と拡張期血圧はともに眼圧と有意な正相関が認められ、血圧が高いほど眼圧が上昇する可能性が示唆される」と結論付けている。なお、血圧と眼圧が相関する理由については「不明」としながらも、血圧上昇に伴い房水(眼球内の水分)の流出経路に当たる毛様体などの血行動態に影響が生じて房水流出が阻害される可能性や、高血圧患者に生じている交感神経の亢進やストレスホルモンの増加が眼圧を高めるように働く可能性などを、考察として述べている。
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5月 19 2022 心臓の病気が緑内障のリスク?――日本人での横断研究
徐脈や心房細動などの不整脈、および左室肥大といった循環器系の病気が、緑内障のリスク因子であることを示唆するデータが報告された。JCHO三島総合病院眼科の鈴木幸久氏らの研究結果であり、詳細は「Biomedicines」に3月15日掲載された。
緑内障は眼圧(眼球内の内圧)が高いために、視神経が障害されて視野が狭くなる病気。緑内障の中でも患者数が多い開放隅角緑内障は、緑内障発作(眼圧が急上昇し、失明回避のため緊急治療が必要となる状態)は起きにくいものの、徐々に視野狭窄が進むタイプであり、眼圧を下げる点眼薬による治療を継続する。しかし、眼圧を十分に下げても視野狭窄が進んでしまうことがあり、眼圧以外のリスク因子もあると考えられている。
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郵便番号を入力すると、お近くの治験情報を全国から検索できます。開放隅角緑内障による視野狭窄にかかわる眼圧以外のリスク因子として、これまでの研究から、心房細動や低血圧などの循環器疾患の影響が想定されている。ただし、不明点が多く残されている。鈴木氏らはこの点に関する詳細な検討を行った。
研究対象は、開放隅角緑内障患者581人(平均年齢71.6±10.2歳、男性49.1%)、および緑内障でなく、年齢と男女比が同等の比較対照群595人。無治療時の眼圧は緑内障群が右15.7/左15.9mmHg、対照群が12.6/12.7mmHgで、緑内障群の方が有意に高かった。
緑内障の発症との関連を検討した項目は、高血圧(140/90mmHg以上)と低血圧(100/60mmHg未満)、および心電図異常。また、緑内障の重症度とそれらの関連も検討した。
高血圧の有病率は、緑内障群34.3%、対照群29.4%で前者に多く(P=0.0005)、低血圧は同順に8.8%、11.8%であり後者に多かった(P=0.0008)。また心電図異常は41.3%、30.9%であり、前者に多かった(P=0.02)。心電図所見のうち、虚血性変化や心房細動、左室肥大、ST-T異常、期外収縮は緑内障群に有意に多く、QT延長、異常Q波、脚ブロックなどには有意差がなかった。また、緑内障群の4.8%、対照群の3.2%に徐脈が見られ、前者に多かったが、群間差は有意水準に至らなかった(P=0.08)。
ロジスティック回帰分析の結果、緑内障の発症に関連する因子として眼圧〔オッズ比(OR)1.43(95%信頼区間1.36~1.51)〕のほかに、左室肥大〔OR2.21(同1.15~4.25)〕、徐脈〔OR2.19(同1.25~4.70)〕、心房細動〔OR2.02(同1.01~4.04)〕が抽出された。年齢や高血圧および低血圧などは、有意な関連因子ではなかった。
緑内障の重症度(視野検査のMD値)と関連のある因子としては、年齢〔t=-6.22(同-0.15~-0.08)〕、眼圧〔t=-6.47(同-0.42~-0.23)〕、左室肥大〔t=-2.15(同-3.36~-0.29)〕という3つが抽出された。
これらの結果から著者らは、「眼圧だけでなく、循環器疾患が緑内障の発症と重症度に関連があると推測される」と結論付けている。また、緑内障点眼薬として使用されるβ遮断薬は心拍数を減少させる作用があり、徐脈を持つ患者には禁忌である。徐脈は緑内障発症のリスク因子であるだけでなく、緑内障患者の4.8%に徐脈が見られたことから、「眼圧管理のための点眼薬としてβ遮断薬を処方する際には、心電図検査の施行や心拍数の確認が必要とされる」と述べている。
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6月 30 2021 6割以上の人が目薬の点眼に失敗している――国内の緑内障患者で調査
目薬(点眼薬)をしっかりさせていない人が6割以上に及ぶ可能性を示すデータが報告された。山梨大学医学部眼科の柏木賢治氏らが、緑内障患者を対象に行った研究の結果であり、詳細は「PLOS ONE」に5月24日掲載された。
緑内障は国内の視覚障害の原因の第1位であり、高齢者の増加とともにその患者数が増えている。緑内障による視覚障害を防ぐ最大のポイントは、眼圧降下薬をきちんと点眼し続けることで、誤った方法での点眼では眼圧コントロールが不十分になったり、副作用が現れやすくなる。しかし、緑内障患者がきちんと点眼できているか否かを検討した報告は少ない。
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前記の条件を満たす患者は103人(男性55人)で、平均年齢は69.2±8.7歳であり、大半(96人)は点眼操作を右手で行っていた。患者来院時に、ヒアルロン酸点眼薬をふだんどおりの方法で点眼してもらい、その状況を2人の理学療法士が確認。また、横からの写真を撮影して頸椎伸展角度を測定し、点眼時に頭をどのくらい上に向けているかを評価した。そのほかに、点眼動作の正確さに関連する可能性のある、指で物をつまむ力の強さ、上肢の運動機能(DASHスコア)、全身の運動機能(SARAスコア)なども評価した。
103人中63人(61.2%)が点眼を失敗したと判定された。失敗の中で最も多かったのは眼球結膜以外への点眼で、失敗原因の76.2%を占めていた。失敗原因の2位は、眼表面や皮膚などに点眼ボトルの先端が接触すること(22.2%)、3位は2滴以上の点眼(11.1%)だった。なお、右眼/左眼、右利き/左利きで比較した場合、有意差はなかった。
点眼に成功した群と失敗した群を比較すると、失敗群は成功群より高齢で(70.9±8.3対66.4±8.9歳、P=0.014)、指でつまむ力が弱く(2.86±1.53対3.73±2.11kg、P=0.023)、頸椎伸展角度が浅くて頭をあまり上にあげていなかった(50.1±11.9対55.2±8.1度、P=0.024)。また、DASHスコア(16.6±15.2対10.5±10.5、P=0.040)やSARAスコア(3.12±3.00対1.85±2.25、P=0.018)が高いという有意差が存在した(DASHとSARAは点数が高いことが機能低下を表す)。また、失敗群は矯正視力が悪く、視野が狭い傾向にあったが、群間差は有意でなかった。
このほか、クオリティー・オブ・ビジョン(視機能に関連する生活の質。QOV)をNEI VFQ-25という指標(眼の痛み、手元の見やすさ、遠方の見やすさ、運転に関する機能、色覚、視野、メンタルヘルスなどの評価)で検討した結果、すべての項目について、失敗群は成功群よりも有意に低下していることが明らかになった。
多変量ロジスティック回帰分析の結果、点眼の失敗に有意に関連する因子として、視力、視野、DASHスコア、SARAスコアが抽出された。このほかに、DASHスコアが高い(上肢の運動機能が低い)ほど、QOVが低いという有意な相関も示された。
著者らは、「点眼の失敗には、本研究で検討した項目以外にもさまざまなリスク因子がある。例えば認知機能の低下もそれに該当する。点眼が正しく行われていない場合、薬効が低下するだけでなく、副作用のリスクが上昇し、医療コストは増大する」とまとめている。その上で、「患者が正しく点眼できているかを評価し、正しくできていない場合はその患者の視機能と全身状態を勘案して、改善方法を探る必要がある」と付け加えている。
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6月 03 2020 糖尿病患者は緑内障になりやすい?――JPHC研究
糖尿病患者は眼圧が高いことが、国立がん研究センターなどの多目的コホート(JPHC)研究グループの日本人を対象とする研究から明らかになった。結果の詳細は「Scientific Reports」3月24日オンライン版に掲載された。
眼圧とは、眼球の内側から外側に向かう圧力(眼球の硬さ)のことで、眼球のかたちを保つためには一定の眼圧が必要。しかし、眼圧が高い状態が長く続くと視神経が障害されて、徐々に視野が狭くなる。視神経は再生しないため、一度失われた視野は回復しない。緑内障は、わが国の失明原因のトップを占めている。欧米からは、糖尿病が高眼圧症や緑内障のリスク因子であることが報告されているが、日本人を対象とした大規模な研究はこれまで行われていなかった。
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年齢、性別、BMI、高血圧、喫煙習慣、飲酒量で調整後、糖尿病の有無で眼圧を比較すると、非糖尿病群(全体の89.2%)の13.9mmHgに対し、糖尿病群(10.8%)は14.4mmHgと有意に高値だった。また、HbA1c6.0%を基準に二分した場合も、6.0%未満の群(76.7%)は13.9mmHg、6.0%以上の群(23.3%)は14.2mmHgで有意差が認められた。血糖値の高低で二分した場合も同様に、空腹時110mg/dL未満または非空腹時140mg/dL未満の群(86.1%)は13.8mmHg、空腹時110mg/dL以上または非空腹時140mg/dL以上の群(13.9%)は14.4mmHgで有意差が認められた(全てP<0.001)。
眼圧が21mmHgを上回るものを高眼圧症と定義すると、非糖尿病群の1.9%、糖尿病群の3.1%が高眼圧症に該当し、糖尿病群で有意に多く見られた(P=0.01)。年齢ほか前記の因子で調整の上、糖尿病の有無やHbA1cおよび血糖値の高低で高眼圧症の頻度を比較すると、糖尿病がある場合に高眼圧症であるオッズ比(OR)は1.75、HbA1c6%以上ではOR1.47、空腹時110mg/dL以上または非空腹時140mg/dL以上ではOR1.80と、いずれも有病率が有意に高いことが分かった(全てP<0.05)。
なお、糖尿病患者では一般に角膜が厚いことが知られている。それが眼圧に影響を及ぼす可能性もあるため、角膜の厚さを調整因子に追加して検討したが、結果はほぼ同様だった。
以上より、研究グループでは「欧米のメタアナリシスと同様に、日本人でも糖尿病や高HbA1c、高血糖では高眼圧症の有病率が高いことが分かった。角膜の厚さを調整してもこの関連を認めたことから、角膜の厚さに関わらず、血糖値が高いことで眼圧が上昇する可能性が示唆される」とまとめている。高血糖で高眼圧になる機序については「因果関係を明らかにするには前向きコホート研究が必要」と述べた上で、「血糖値が高いことで、眼の中を循環する水の出口が詰まりやすくなり、眼圧が上がる可能性が考えられる」としている。
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1月 22 2018 「1日に温かいお茶を一杯以上」で緑内障リスク低下の可能性
日常的に温かいお茶を飲む習慣があると、中高年の代表的な眼の疾患である緑内障になりにくい可能性があることを示した小規模研究の結果が「British Journal of Ophthalmology」2017年12月14日オンライン版に掲載された。米国国民健康栄養調査(NHANES)のデータを分析したところ、毎日温かいお茶を一杯以上飲む習慣のある人では、そうした習慣のない人と比べて緑内障を発症するリスクが低いことが明らかになったという。
米国眼科学会(AAO)によると、緑内障は眼圧の上昇などによって視神経に障害が起こり、視野が狭くなったり部分的に見えなくなったりする眼の疾患で、高齢者では失明の主な原因となっている。
米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のAnne Coleman氏らは今回、2005~2006年に実施されたNHANESのデータのうち40歳以上の男女のデータを用いてコーヒーやお茶、ソフトドリンク類を飲む頻度と緑内障リスクとの関連について検討した。コーヒーやお茶については「ホット」または「アイス」、「カフェイン入り」または「デカフェ(カフェインを取り除いたもの)」に分類したが、お茶の種類(紅茶や緑茶など)についてはデータがなかったため考慮されなかった。
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ただ、冷たいお茶やデカフェのお茶を飲んでいる人では、緑内障リスクの低下は認められなかった。
また、コーヒーやソフトドリンクと緑内障リスクとの間にも関連は認められなかった。Coleman氏らによると、お茶には抗炎症作用や抗酸化作用を持つ成分が含まれているとされている。
ただ、同氏らは「日常的にお茶を飲むこと以外の生活習慣が緑内障リスクに影響した可能性は否定できないため、今後より大規模な研究で検証する必要がある」としている。また、同氏は「緑内障の予防には既に有効性が証明されている対策を取るべきだ」と強調し、「眼が見えることは当たり前だと思わずに、定期的に眼科検診を受けてほしい」と呼び掛けている。
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