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11月 21 2017 軽度認知障害(MCI)の治療体験談、クロスワード -45歳男性-
軽度認知障害(MCI)に気づいたきっかけ。診断を受けた時の気持ち。治療体験談。治療費がいくらかかるのか?治療を受けた感想。気を付けていることや体験者のアドバイスを掲載しています。- 1.病気に気づいたきっかけ
- 2.どのような診断を受けたのか?
- 3.どのような治療をおこなったのか?
- 4.治療費はいくらだったのか?
- 5.治療を受けてから感じた変化
- 6.診断を受けてから気を付けていること
- 7.他の患者さんにアドバイス
病気に気づいたきっかけ
職場の同僚や上司、妻から
「最近話しをしていても、会話が成り立たないときが多いよ」
「頼んだことを忘れているけど…どうしたの?」
と指摘されました。
私自身、「そうかもしれないけれど…会話の内容が耳に入ってこないなぁ」と思っていたので、妻と一緒に精神科が入っている大きな病院へ受診しました。どのような診断を受けたのか?
私の場合、物忘れ以外で他に当てはまる症状がなかったため、「精神的な病気は考えられない…もしかしたら疲れが溜まっているかもしれません」と言われました。
しかし、ある日妻がテレビで「軽度認知障害」の番組を見て、もしかしてこれじゃない?!と、今度は認知症の専門外来がある日に再受診したのです。
そこで、MRIの撮影、血液検査(MCIスクリーニング検査)、あと簡易テストを受けました。
その結果、軽度認知障害と診断されました。
MRIでアルツハイマー型の認知症に見られるような萎縮などはなかったのですが……血液検査と簡易テストの結果では、軽度認知障害に当てはまったのです。どのような治療をおこなったのか?
私は薬物治療と生活習慣の改善、あとは脳トレーニングです。
1日1回の飲み薬と、バランスの良い食事。あとはアルコールは脳にダメージを与えると言われたので、飲まなくなりました。
それに加えて、定期的に病院で開催されている、脳を鍛えるトレーニングに参加したり、自宅でも暇なときはクロスワードなどで頭を動かしています。
それでも、どうしても忘れてしまうことはあるので、絶対に忘れてはいけない約束はメモしていつも目に入る場所へ貼っています。治療費はいくらだったのか?
検査にかかった費用は、血液検査が15,000円程度。MRI検査が20,000円くらいだったと思います。あとは簡易テストや問診も行ったので…自己負担額は30,000円くらいだったかな?血液検査(MCIスクリーニング検査)が保険適用されず、全額負担だったので、高く感じましたが、その後の経過観察のための受診は薬代くらいです。
軽度認知障害(MCI)の臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
お近くの治験情報を全国から検索できます。治療を受けてから感じた変化
治療を受けてから症状がひどくなったとは感じません。
改善したかと言われると…少し疑問もありますが、「軽度認知障害」と診断され、周りの人からも理解してもらえたので、仕事やプライベートでも生活しやすくなったと感じています。
重要なことについては、同僚が再度確認を取ってくれたり……
戸締まりや火消しについても妻が行ってくれるようになったので、本当に有り難いですね。
認知症や軽度認知障害と聞くと、自分自身も不安になるのですが、周りの人が支えてくれていると思うだけで心が軽くなります。診断を受けてから気を付けていること
計算やパズルをしたり、なるべく頭の運動をするように心がけています。
また、私は料理も好きなのですが、料理はひとりでしないようにしました。
料理も脳トレの観点からいうと、良いトレーニングになるのですが、火を消し忘れたら怖いので、妻と一緒に行うようにしています。他の患者さんにアドバイス
もしも軽度認知障害と診断を受けたら、職場や家庭、様々な方面からサポートをしてもらえるよう話し合うだけで、心の負担がグッと減ります。
「軽度認知障害か…大丈夫かな?」とひとりで思い悩むよりは相談できる相手に悩みを打ち明けてみてください。
症状の改善も大切ですが、心の健康も忘れないよう治療に取り組んでくださいね。軽度認知障害(MCI)の基本情報についての詳しい解説はこちら
軽度認知障害(MCI)の症状や原因、セルフチェック方法。また認知症へ進行しないための予防策や治療方法にはどのようなものがあるのか、詳しく解説しています。
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11月 21 2017 軽度認知障害(MCI)の治療体験談、脳を鍛える脳トレ
軽度認知障害(MCI)に気づいたきっかけ。診断を受けた時の気持ち。治療体験談。治療費がいくらかかるのか?治療を受けた感想。気を付けていることや体験者のアドバイスを掲載しています。- 1.病気に気づいたきっかけ
- 2.どのような診断を受けたのか?
- 3.どのような治療をおこなったのか?
- 4.治療費はいくらだったのか?
- 5.治療を受けてから感じた変化
- 6.診断を受けてから気を付けていること
- 7.他の患者さんにアドバイス
病気に気づいたきっかけ
父は60歳のときに認知症を発症しています。
父が認知症を患って5年……。私はまだ42歳なのですが、
私自身にも「あれ?」と思う症状が発症したのです。たとえば、買い物をしにきたはずなのに、何も買わずに店を出て「何しにきたのか」思い出せないなどの症状です。
頻度は少なく、月に2度ほどおかしいな……と思う節があったので、父がお世話になっている病院で診察を受けました。
そこで「認知症ではないが、軽度認知障害の傾向にある」と診断されました。
父が認知症でなかったら、私はこの症状に疑問を抱くことがなかったかもしれません。
どのような診断を受けたのか?
口頭での問診、簡易テスト、あとは「MCIスクリーニング検査」という血液検査を受けました。
「MCIスクリーニング検査」では、アルツハイマー病の発症に関係している遺伝子検査も含まれていました。
問診と口頭では特に異常はないとのことでしたが、「MCIスクリーニング検査」の結果で軽度認知障害の傾向があるとわかったのです。どのような治療をおこなったのか?
私は投薬(1日1回、服薬しています)治療と生活習慣の改善を中心とした治療を行っています。
普段の生活では、体を動かしたり、規則正しい生活を心がけています。
ネットで調べると、脳を鍛える脳トレ会みたいな集まりが開催されていたので、定期的に脳トレ会に足を運んでいます。治療費はいくらだったのか?
MCIスクリーニング検査が2万円ほどでした。
その後も経過の観察のために受診していますが、私の保険は3割負担なので、投薬が1ヶ月3,000円くらい。
1回の受診でだいたい5,000円くらい支払っています。
もし治療費に不安があるなら、事前に病院へ問い合わせてください。軽度認知障害(MCI)の臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
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正直なところ、すごい改善された!とか、物忘れが全くなくなった!とは思っていません……。
けれど、頻度は減ったかな?と思います。あのまま放置しておいたら、もっと物忘れや深刻な症状が出ていたのかもしれません。
認知症や軽度認知障害の治療の基本は現状維持(進行させない)ことだと思いますが、やっぱりいつまでも元気でいたいと思うので、トレーニングにも積極的に参加しようと思っています。診断を受けてから気を付けていること
診断を受けてから生活習慣などには気をつけていますが、軽度認知障害を改善するためにというよりは、軽度認知障害の症状による事故を招かないように意識しています。
たとえば、火の消し忘れがないかとか。火の消し忘れって、人の命を脅かす事故につながり兼ねないので。他の患者さんにアドバイス
私には、認知症を発症した父がいたので違和感に早く気がつけました。
軽度認知障害にしても、認知症にしても、早期治療が重要視されています。
「こんなことで病院に行くのは……」と、受診を躊躇ってしまう方が多いと思いますが、最近では物忘れ外来などの専門科目もあるので、気になることがあれば、医師に相談してくださいね。軽度認知障害(MCI)の基本情報についての詳しい解説はこちら
軽度認知障害(MCI)の症状や原因、セルフチェック方法。また認知症へ進行しないための予防策や治療方法にはどのようなものがあるのか、詳しく解説しています。
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11月 20 2017 軽度認知障害(MCI)の治療体験談、アリセプト処方薬
軽度認知障害(MCI)に気づいたきっかけ。診断を受けた時の気持ち。治療体験談。治療費がいくらかかるのか?治療を受けた感想。気を付けていることや体験者のアドバイスを掲載しています。- 1.病気に気づいたきっかけ
- 2.どのような診断を受けたのか?
- 3.どのような治療をおこなったのか?
- 4.治療費はいくらだったのか?
- 5.治療を受けてから感じた変化
- 6.診断を受けてから気を付けていること
- 7.他の患者さんにアドバイス
病気に気づいたきっかけ
娘に物忘れ外来の受診をすすめられたのがキッカケです。
もともと、物忘れをすることは多かったのですが……友人や家族とした約束を忘れてしまうようになり、
「どうして2時間も連絡なしに遅刻できるの?」と娘から怒られました。
しかし、私自身は約束した事実すら忘れていたので、「どうしてこんな展開になったんだ……?」と違和感が募っていたのです。
人との会話が噛み合わず、衝突すること増えていたので、見かねた娘が「軽度認知障害って知ってる?病院に行ってみない?」と声をかけてくれました。どのような診断を受けたのか?
娘の証言、そして私が抱えている疑問や不安、生活のことを医者に相談しつつ、MRIや認知症を診断するときに用いられる簡易的なテストを受けたのです。
MRIの結果、脳に異常はなかったものの、認知症を調べる簡易テストで認知症の疑いがあるという結果になり『軽度認知障害』と診断されました。
その後は、検査を担当した医者が『もの忘れ外来』がある病院に紹介状を書いてくれました。
どのような治療をおこなったのか?
アリセプトという薬を処方してもらいつつ、
非薬物的療法といって、脳の働きをよくしたり、生活能力・運動能力を高めていく治療をしています。
私はもともと絵を書くのが好きだったので、芸術療法をはじめました。
芸術療法では芸術を通して自発性の改善を図ったり、創作で脳に刺激を与えるというものです。治療費はいくらだったのか?
薬を飲む回数は1日1回。病院の日は3週間に1度で私は1割負担なので、薬代の自己負担額が600円くらいですね。
あとは芸術療法のために近所の絵画教室に通ったりしているので、あえていうならば教室の月謝とか……。軽度認知障害(MCI)の臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
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薬と芸術療法のお陰か、以前よりイキイキとした生活を送れるようになりました。
と、いっても、まだ話しが噛み合わないこともありますが……症状がひどくなったとは思いませんね。
早めに気がつけてよかったです。診断を受けてから気を付けていること
医者には『認知症発症のリスクを低下させたり、現状を維持するためには、自分自身が興味のあること・すきなことでワクワクするのが良い』と言われました。ワクワクすると脳が活性化するそうです。
やっぱりどんな病気でも心と体ってつながっていると思うで、積極的に関わりを持ったり、好きなことに取り組んで、脳に刺激がある生活を心がけていますね。他の患者さんにアドバイス
認知症や軽度認知症と、一般的な物忘れって、何が違うのかわかりにくいのですが……
「約束をしていることすら忘れていた…けれど相手が怒っていて、モヤモヤする」
「何をしていいのかわからないけれど、さっきまでこれをしようと思っていたっけ?」
など、物事の過程でどこか一部分が抜けていて、変な違和感を覚えるような物忘れがたびたびあるのなら、認知症に詳しい病院を受診されてみてはどうでしょうか?軽度認知障害(MCI)の基本情報についての詳しい解説はこちら
軽度認知障害(MCI)の症状や原因、セルフチェック方法。また認知症へ進行しないための予防策や治療方法にはどのようなものがあるのか、詳しく解説しています。
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11月 20 2017 軽度認知障害(MCI)の治療体験談 、規則正しい生活- 62歳女性-
軽度認知障害(MCI)に気づいたきっかけ。診断を受けた時の気持ち。治療体験談。治療費がいくらかかるのか?治療を受けた感想。気を付けていることや体験者のアドバイスを掲載しています。- 1.病気に気づいたきっかけ
- 2.どのような診断を受けたのか?
- 3.どのような治療をおこなったのか?
- 4.治療費はいくらだったのか?
- 5.治療を受けてから感じた変化
- 6.診断を受けてから気を付けていること
- 7.他の患者さんにアドバイス
病気に気づいたきっかけ
軽度認知障害(MCI)らしき症状にきづいた当時、私は60歳。
物忘れがひどくなっていると自覚があったものの、病的な症状はありませんでした。
鍵を忘れたり、買い物のときお財布を持っていなかったり……と、その程度の物忘れだったので、「加齢のせいだろう」と思っていたのです。しかし、日課である家計簿をつけているとき、なぜか数字が頭に入ってこず、電卓を使っていても計算が合わないことがありました。
そのとき「何かおかしいなぁ……」と、一般的な物忘れにはない違和感を抱き、持病で通っていた病院に受診したのです。
そこで、軽度認知障害(MCI)と診断されましたどのような診断を受けたのか?
幸い通院していた病院が、大きな病院だったので、主治医が認知症に知見のある先生を紹介してくれ、そこで、問診と長谷川式簡易認知症評価スケール(HDS-R)というテストを受けました。
正式に診断されるまで1週間に1回の問診とテスト、あと、身体に異常がないかの検査も受けました。
なので、診断されるまで1ヶ月くらいかかりましたね。4度目の受診の際に軽度認知障害(MMCI)と診断されました。どのような治療をおこなったのか?
私の場合、症状が深刻ではなかったので、1ヶ月に1回の定期受診。あとはバランスの良い食事、軽い運動、簡単なパズルとか脳トレのドリルを勧められたので、時間があるときに脳トレをして、頭を動かしています。
投薬治療もあるようですが、現段階では行っていません。治療費はいくらだったのか?
診断されるまでは身体異常がないか血液検査も行ったので、10,000円くらいかかりました。
定期検診では、医師の問診のみで健康保険が適用するので、1回3,000円くらいの負担ですね。
私の場合、持病の検診も含めているので、処方箋によって負担額は変動します。軽度認知障害(MCI)の臨床試験(新しい治療薬)情報はこちら
お近くの治験情報を全国から検索できます。治療を受けてから感じた変化
治療を開始しはじめてから、意識して脳を動かそう!と心がけているので、前より物忘れの頻度が減ったように感じます。
それでもウッカリしていることもあるので、家を出る前の持ち物チェックや戸締まりチェックなどはリストを作って確認するようにしていますね。診断を受けてから気を付けていること
バランスの良い食事も治療に欠かせないと言われたので、カロリーや脂質に気をつけています。
アルコール類も脳が萎縮しやすいとのことだったので、控えていますね他の患者さんにアドバイス
軽度認知障害(MCI)は早めに気がついて、早めに治療するのがいちばんです。
歳をとるごとに、自然な物忘れはありますが、それにしてはおかしいな……と、思ったらかかりつけの先生に相談してみてください。
専門家に相談したり、アドバイスをもらえば、不安な気持ちも解消されますよ。軽度認知障害(MCI)の基本情報についての詳しい解説はこちら
軽度認知障害(MCI)の症状や原因、セルフチェック方法。また認知症へ進行しないための予防策や治療方法にはどのようなものがあるのか、詳しく解説しています。
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