• 致死性の高い人食いバクテリアとは

    人食いバクテリアについて

    聞いただけでも、恐ろしい人食いバクテリア。 知らないと本当に恐ろしい症状になってしまうかも。 そんな不安なあなたに人食いバクテリアについてご説明していきます。
    1. 1.はじめに
    2. 2.人食いバクテリアとは
    3. 3.人食いバクテリア感染症の感染経路と病原因子
    4. 4.人食いバクテリア感染症の症状
    5. 5.人食いバクテリア感染症の予防と治療法
    6. 6.まとめ

    はじめに

    聞いただけでも、恐ろしい人食いバクテリア。
    知らないと本当に恐ろしい症状になってしまうかも。
    そんな不安なあなたに人食いバクテリアについてご説明していきます。

    人食いバクテリアは溶血性連鎖球菌(溶連菌)の1種です。
    その中でも劇症型といって、とても早く重い症状を見せる溶血性連鎖球菌感染症の起因菌です。

    溶連菌の中でもA群β溶血性連鎖球菌の人に対する病原性は、感染時の発熱が軽度であることが多かったことから抗生物質での管理も必要ないと考えられてきました。

    しかしながら、溶連菌感染症に敗血性ショック症状を生じるものが1980年代から欧米で報告され始めたことから注意が喚起されています。

    これを劇症型A群溶連菌感染症といいます。
    起因菌を人食いバクテリアという未解の生態を有する溶連菌としています。
    劇症型溶連菌感染症は、進行の早い感染症です。
    速やかに処置しなければ四肢から壊死が始まり、全身に広がるために手足の切断も必要になります。

    人食いバクテリアは溶連菌だけではなく、多くの菌の一部にも含んでおり(クロストリジウム属細菌や大腸菌、黄色ブドウ球菌やビブリオ属細菌)壊死性筋膜炎のような敗血症を伴って急速に致命的な状態を引き起こす細菌のことを示しています。

    今回は劇症型溶血性レンサ球菌感染症に焦点を当ててご説明します。

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    人食いバクテリアとは

    人食いバクテリアとは溶連菌の一種です。
    風邪のような症状から発症しますが、急激に症状が進行することから恐れられています。
    急速に体に広がり、細胞を破壊します。
    内臓だけでなく、筋肉や皮膚の組織まで症状が及び壊死を引き起こします。

    そんなことから重篤な疾患の起因菌とされています。

    溶連菌は病原性が菌株ごとに多岐にわたっており、複数の血清型が分離されています。

    ※現在ではランスフィールド抗原分類法を用いて、菌体表層分子のMタンパク質の構造で分類しており、100種類以上のMタンパク質が知られています。

    また溶連菌感染症は学校保健安全法に定められる感染症です。
    適切な治療が開始されてから24時間以内は登校することができません。

    風邪の症状のみにとどまらず劇症化すると最悪の場合は死に至ることもあります。

    人食いバクテリア感染症の感染経路と病原因子

    化膿性レンサ球菌のような劇症型の溶連菌は、健康なヒトの咽頭、消化器官、皮膚に常在しています。
    非劇症型の溶連菌は飛沫感染で上気道に感染します。
    場合によっては経口感染もすることがあるので手洗いうがいは積極的に行いましょう。

    ※溶血性連鎖球菌の学名はStreptococcus pyogens でクロストリジウム属細菌に代表されるFirmicutesというグループ(門)に属します。

    グラム陽性の無芽胞通性嫌気性菌である溶連菌は、血液寒天培地上で培養するとβ溶血性を示し、ランスフィールド抗原分類ではA群に属することから、A群β溶血性連鎖球菌(Group A Streptococci, GAS)レンサ球菌と表現することもあります。

    ランスフィールド抗原分類は、溶連菌のMタンパク質の構造で血清型を区別する方法で、呼吸器と皮膚症状を惹起する血清型は異なっています。

    溶連菌が悪さをする病原因子には2種類あります。
    それが、菌体表層分子と酵素です。

    表層分子と言われるMタンパク質が人の角質細胞に接着されることで悪さをします。
    またMタンパク質の構造の違いによって、溶連菌の血清型を決めています。

    人食いバクテリアに特異的な病原因子や、なぜ劇症化するか?について今はわかっていません。

    人食いバクテリア感染症の症状

    劇症型溶血性連鎖球である人食いバクテリアの感染は、免疫不全のような基礎疾患を持っていないヒトを対象にすることが特徴です。

    非劇症型の溶連菌感染症の初期症状は、呼吸器症状と発熱であるのに対して、
    人食いバクテリア感染症の初期症状は、四肢の疼痛、腫脹、発熱、血圧低下です。

    進行が早く、10時間以内に軟部組織壊死、急性腎不全、成人型呼吸窮迫症候群、播種性血管内凝固症候が見られます。

    中でも組織の軟化が急激に進む壊死性筋膜炎は溶連菌感染症の重症例です。

    壊死性筋膜炎は皮膚よりも深い筋膜に広がる感染症で、典型的な例では手や足の指先が1時間に数センチもの速さで壊死していきます。壊死に加えて、高熱、局所の腫脹も主症状です。
    また死亡率が30%以上と極めて高いのも特徴です。

    壊死性筋膜炎は人食いバクテリアの他にもクロストリジウム属細菌の一部や大腸菌、黄色ブドウ球菌も原因となります。
    発症リスクは、外傷や熱傷、水痘など皮膚障害を有する時に高まります。

    また糖尿病などによって免疫が弱っている、易感染傾向の人に起こりやすいのも特徴です。

    非劇症型の溶連菌感染症の特徴的な症状である急性扁桃炎は、扁桃腺に感染した化膿性レンサ球菌によって発熱や咽頭痛を生じます。

    人食いバクテリア感染症の予防と治療法

    溶連菌は常在菌であるために、完全な感染対策は困難です。
    特に流行時には予防に注力しましょう。

    溶連菌感染症のピークは冬だけではなく、初夏と冬の一年に2回です。

    現在のところ溶連菌ワクチンは存在しないので、手洗いやうがいとマスクの着用が予防になります。
    家庭では溶連菌での汚染が疑わしい食品や水、タオルの共有を控えることが必要です。

    溶連菌感染症の治療はペニシリン系の抗生物質で行います。
    壊死性筋膜炎の治療は、切除(デブリードマン)と集中管理のもとでの抗生物質投与です。
    デブリードマンとはフランス語で切開という意味で、感染部位を除去して洗浄する処置のことです。周囲の正常な組織の最長を妨げるため、現在でも切除が原則となっています。

    また壊死性筋膜炎の発症は既に敗血症に至っていると考えられます。
    ※合併症として播種性血管内凝固症候群にも対応するために、抗生物質ペニシリンとクリンダマイシンを大量静注します。

    切除は壊死を起こしている部分からの感染拡大を防ぎます。
    重症化を防ぐためにも早期治療が重要です。

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    まとめ

    人食いバクテリアの怖さを知っていただけたでしょうか?
    どこにでもいるような常在菌である溶連菌感染から、劇症化してしまうことがわかっていただけたと思います。
    どのような場合に劇症化が起こるのかは解明されていないところもあり謎が多いです。

    しかしながら、咳やくしゃみで感染したり、手で触ってしまった菌が経口感染する場合もあることから日頃の基本的な手洗い、うがいが重要になります。
    ちょっとした風邪でも油断は禁物です。

    また、傷口に熱を持つような状態も良くないので覚えておきましょう。
    人食いバクテリアと呼ばれる菌の感染症状は一刻を争うので、早めの受診を心がけましょう。

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  • 虫から感染する?衛生害虫感染症とは

    クモによる感染症について

    蚊、ダニ、ノミ、ゴキブリなどの虫が感染症を媒介していることがあります。 ひとくくりに害虫と呼んでいますが、この記事ではクモを例にとって解説します。
    1. 1.はじめに
    2. 2.衛生害虫ってなに?セアカゴケグモとは
    3. 3.クモによる感染症の症状
    4. 4.クモによる感染症の感染経路
    5. 5.クモによる感染症の予防と治療
    6. 6.まとめ

    はじめに

    衛生害虫とは、一言で『ヒトの健康に悪影響を与える虫』のことを指しています。
    一昔前にセアカコケグモという種類のクモが話題になりました。
    セアカコケグモの病原性は、ウイルスや寄生虫の媒介をすることと、毒素です。

    同じゴケグモ属のジュウサンボシゴケグモ、ハイイロゴケグモ、クロゴケグモと併せて特定外来生物の第1次指定を受けています。
    発見時には駆除が必要です。
    踏みつぶす、熱湯をかける、家庭用殺虫剤をかけるなどの対策をとりましょう。

    重症化することは少ないですが、発汗や発熱といった全身症状が見られる時は、早急に医療機関で診察を受ける必要があります。

    近年、同属のクロゴケグモに感染するクロゴケグモウイルスの遺伝子にクロゴケグモの毒素遺伝子が伝搬していることが報告されています。

    クモの体の中に細菌があり、その細菌にウイルスが寄生しています。
    ※クロゴケグモウイルスはクロゴケグモの体内に共生するボルバキアという細菌に寄生しています。

    また、ボルバキアはデング熱の原因となるデングウイルスのホスト(宿主)でもあります。
    近年では、ボルバキア菌体内でウイルスの病原性を減弱させる試みにも期待されます。
    もう少し詳しく説明していきます。

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    衛生害虫ってなに?セアカゴケグモとは

    衛生害虫とは人や家畜に対して、悪影響を与える昆虫やダニ類のことです。
    クモが引き起こす問題は主に2つです。

    • 病原体(ウイルスや寄生虫)の媒介として持っていること。
    • 毒素を持っていること。

    以上が、衛生害虫感染症の成立に大きく影響しています。

    クモの中でもゴケグモ属のセアカゴケグモは、オーストラリアで古くから毒グモとして知られています。日本においては1995年11月大阪府で初めて発見されました。

    その後、2005年8月群馬県で関東地方では初めての生息が確認され、2008年4月には岡山県倉敷市で、5月に愛知県、6月に大阪府、8月に鹿児島県でと、連続で発見されます。
    そして2009年には、四国の北部での発見が報告されています。

    セアカゴケグモの拡散には交通手段の発達が関与していると考えられます。
    またセアカゴケグモは、車の裏側やタイヤの隙間など日陰を好むことがわかっています。
    長距離の移動後や湾港、大規模な駐車場を有するSAなどを利用した後には注意が必要です。

    また、家庭では庭やサンダル、長靴での発見が報告されており、使用前のセアカゴケグモがついていないかの確認も非常に重要です。

    セアカゴケグモは0~46℃で生息することが可能です。
    このため、日本でも冬を越せるため繁殖を繰り返しています。
    また、同じゴケグモ属のジュウサンボシゴケグモ、ハイイロゴケグモ、クロゴケグモと併せて特定外来生物の第1次指定を受けています。
    生息地が全国に広がりつつあるので注意が必要です。

    クモによる感染症の症状

    ヒトに対して毒性を有するのは、セアカゴケグモの雌です。

    雌に噛まれたところは、激しい痛みと腫れを生じて、重症例では発汗や発熱などの全身症状を伴うこともあります。
    重症化することは少ないですが、全身症状が現れた時は早急に医療機関で診察を受ける必要があります。
    痛みはセアカゴケグモに咬まれてから5~60分で出現します。
    その後、痛みの強さと範囲が広がることがあるので注意が必要です。

    また指や腕を噛まれた場合は胸部痛が出現することがあります。
    足を噛まれた場合には腹部が激しく痛む場合があることも分かっています。

    ここで噛まれた傷が重症化しないのか?というのが気になるところです。

    幼児、高齢者、虚弱者は特に注意が必要です。

    上記のような人の周囲に、セアカゴケグモの存在が疑われる環境においては意識的にチェックすることが必要です。

    クモによる感染症の感染経路

    セアカゴケグモを含みゴケグモ属は、基本的には臆病です。
    ヒトと遭遇しただけでは積極的に攻撃することはありません。

    しかし、クモの体や巣に触れられると防御反応として噛むことがわかっています。
    セアカゴケグモの病原性は、雌(メス)のみが有する神経毒であるα―ラトロキシンです。
    成体の雌(メス)の体長は10mm前後で雄(オス)の約2倍の大きさです。
    体型は丸く黒色をしているのが特徴です。

    雌(メス)は孵化から成体になるまで約100日を有します。
    寿命は2-3年と考えられており、1匹の生涯産卵数は5,000個にも至ることがわかっています。

    日本においては雌(メス)を選択的に駆除することが合理的だと考えられますが、護身が優先であり、背面に2つの縦列したひし形と腹面に砂時計状の赤い模様を有するセアカゴケグモと遭遇した時は、瞬殺することが望まれます。

    セアカコケグモ自体にはピレスロイド系の殺虫剤が有効で、卵は潰すか焼却する必要があります。
    ※ピレスロイド系とは、昆虫類などに対して非常に強い効果を示す『神経毒』として知られています。

    まずは噛まれないようにすぐに対策しましょう。
    その後に、可能であれば駆除して周りにもいないか確認するようにしてください。

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    クモによる感染症の予防と治療

    セアカコケグモを見つけたら踏みつぶす、熱湯をかける、家庭用殺虫剤をかけることいった駆除を優先します。
    万一、咬まれてしまった場合の治療に最も有効なのは抗セアカコケグモ毒素血清です。

    抗毒素はセアカコケグモに咬まれてから10日以内であれば有効で、投薬から1時間以内に治療効果が現れます。
    日本では抗毒素が薬事承認されていないので、医師が個人輸入した抗毒素が処方されています。
    医療機関での治療が始まるまでは患部を冷やし、圧迫しないことが痛みを緩和します。

    また抗毒素治療は、全ての咬傷者に必ずしも必要な処置ではありません。

    軽度の局所症状は鎮痛剤を用いた対症療法となります。

    まとめ

    いかがだったでしょうか?
    クモは身近に存在する虫ですが、種類によっては体内にウイルスや寄生虫を持っていることがあります。
    また、毒そのものを持っている種類もあることを知っておきましょう。
    子供が興味本位で触ってしまう場合もあり、虫に噛み付かれて感染するなんてこともあるので注意が必要です。

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  • 女性感染者も増えている、いんきんたむしとは?いんきんたむしの治療法と予防法について

    いんきんたむしについて

    いんきんたむしは、今や男性だけの感染症ではありません。文化と共に女性の感染者も増えてきています。 ある日突然かゆみや発疹に驚いても困らないように、いんきんたむしについて知っておきましょう。いんきんたむしの原因から対処までです。
    1. 1.はじめに
    2. 2.いんきんたむしって、虫がいるの?
    3. 3.いんきんたむしって、どうしてかかるの?
    4. 4.いんきんたむしの治療法と対策のポイント
    5. 5.いんきんたむしに感染しない予防法8つ
    6. 6.まとめ

    はじめに

    「いんきんたむし」は昔から耳にしますが、女性ではなく男性に発症する病気のように感じます。
    しかしこの「いんきんたむし」は女性にも十分に発症してるものなのです。

    ではどういった理由で、いんきんたむしになってしまうのか、どういった予防や対策があるのか、詳しい内容をお伝えします。

    いんきんたむしって、虫がいるの?

    いんきんたむしとは
    「いんきんたむし」は医学名称では股部白癬(こぶはくせん)といいます。
    股の付け根や陰部周辺、お尻などに感染したものを、いんきんたむしといいます。
    いんきんたむしを引き起こしているのがカビの一種である白癬菌(はくせんきん)です。

    白癬菌は足の指などにできるお馴染みの水虫と同じ菌で、白癬菌が身体のどこに住み着くかによって名称が変わります。
    白癬菌は高温多湿を好み、皮膚のケラチンというたんぱく質を栄養として増殖していきます。

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    どんな症状?
    初期には足の付け根や陰部周囲にブツブツした発疹や水ぶくれが生じ、かゆみを伴います。
    掻くことで赤く腫れ、小さな湿疹がつながっていくように一体化していきます。
    後期には皮膚が盛り上がった形状で、地図のように感染部と普通の皮膚の境界線がはっきりわかるようになります。

    かゆみが強烈なので、掻き過ぎると今度はカサカサと皮膚がはがれるようになったり、掻いた手で感染部ではない部位を触ることで、どんどん範囲が拡大していきます。
    男性では陰茎や陰嚢に広がるのは稀ですが、陰毛部や腹部などには生じます。

    いんきんたむしが薬などで治癒したとしても、ピークの症状がひどかったり、掻き過ぎたりすると色素沈着することもあります。

    いんきんたむしって、どうしてかかるの?

    いんきんたむしの白癬菌は、皮膚から湧いて出てくるものではなく、必ず接触して感染するものです。
    男性:女性=3:1程度の割合ですが、女性の服装や環境の変化によって女性感染者の増加が見られてきてます。

    いんきんたむしに感染する6つの原因
    ①もともと足や頭などに水虫をもっていると、そこから股部への感染が一番の近道です。
    ②パートナーが水虫を持っていると、性行為で感染する可能性があります。
    ③角質の除去でゴシゴシこすりすぎると、皮膚の表面がガタガタになり菌が侵入しやすくなります。
    ④大衆浴場の椅子や洋式トイレなどから感染することもあります。
    ⑤女性の発症が多くなった原因の一つに、パンツスタイルやジーンズの着用が平常化し、
     蒸れを引き起こすためです。そのほか下着などの締め付けなどでも生じます。
    ⑥免疫機能の低下で菌の侵入に対して防御作用が弱い時に感染しやすくなります。

    いんきんたむしの治療法と対策のポイント

    治療法
    患部の清潔保持と合わせて、一般的には1~2ヶ月程度の薬を用いた治療が必要となります。
    抗真菌外用薬(ラミシール、ニゾラールクリームなど)を継続的に塗布することになりますが、掻きむしったあとでびらんになってしまうと、逆にこの薬が患部を悪化させてしまう場合があるので、専門医の専門的な観察と判断が必要になってきます。

    対処法
    白癬菌は増殖力は強いのですが、感染力が強い菌ではありません。
    また皮膚に着いたとしても皮膚の角質層まで潜り込むまでは24時間は最低かかります。
    もしも感染しやすい場所や状況になったことを自覚できた時は、速やかに洗い流してください。

    もうひとつ、なにかプチプチとした湿疹や赤みが皮膚にできたとしても、それが白癬菌かどうか素人の私たちでは判別がつきません。
    いんきんたむしに似た感染症は他にも、カンジダ症、トリコモナス症、クラミジア感染症、淋菌、ヘルぺス、接触性皮膚炎などあります。

    誤った判断で塗り薬を使って患部が悪化することもありますので、早いうちに専門医を受診することが一番の対策法です。

    いんきんたむしに感染しない予防法8つ

    • 足などに水虫がある場合はその部分を洗ったらすぐに手洗いをしましょう。
    • 家族に水虫やいんきんたむしにかかっている人がいる場合は、特にタオルやバ
    • スマット、スリッパなどは個別に使用することが望ましいです。
    • 夏場は白癬菌の好む環境となるため、特に通気性の良い下着、ゆとりのある衣服を着るようにしましょう。
    • 公共で使う物、便座やいすなどはしっかり除菌するようにしましょう。
    • 皮膚はこすり過ぎないように洗い、清潔は保つようにしましょう。
    • 汗をかいたら湿った下着や衣類はすぐに交換するようにしましょう。
    • ストレス、疲労、睡眠不足は免疫力の低下に大きな影響を与えます。適度な休息をとることも予防の一つです。
    • ビタミン豊富な緑黄色野菜をしっかり摂る、便秘にならないように腸内環境を良くする。食物繊維や発酵食品を積極的に摂っていきましょう。
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    まとめ

    いんきんたむしの原因菌は水虫の菌と同じだということがわかりましたが、安易に白癬と判断して自己治療していいものではありません。

    かゆみが強いため寝ながら手が自然に患部を掻きむしってるなんて状況も少なくはないで
    しょう。
    そこからどんどん感染域が広がるという現実もあるので、見せたくない部位ではあ
    りますが、しっかりと専門的な診断を受けて適した薬で対処することが重要です。
    病気や感染症はどんな小さなものでも早期治療が大切となってきます。

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  • 致死率50%以上! エボラウイルスの怖さとは

    エボラウイルスについて

    いまだ特効薬やワクチンがない恐怖のウイルス、エボラは、もはやアフリカだけの問題ではありません。エボラウイルス感染症の基礎知識をおさらいし、最新の医療事情をお伝えします。
    1. 1.はじめに
    2. 2.エボラウイルスとは
    3. 3.感染症の症状
    4. 4.感染症の原因と感染経路
    5. 5.感染者への対応
    6. 6.感染症の予防と治療
    7. 7.おわりに

    はじめに

    2014年に西アフリカで流行したエボラ出血熱。世界保健機関(WHO)は、2015年までに感染者は28,512名に上り、その40%もの11,313名が死亡していると報告しています。

    エボラ出血熱はエボラウイルス感染症の中でも、一類感染症に分類されている重要な感染症で、死亡率は40%にまで達します。
    今回の流行については2016年に終息を宣言していますが、感染対策が一刻も早く望まれます。

    これを受けて日本の外務省はエボラウイルス感染症に関する情報提供に注力したり、ギニア、リベリア、シエラレオネへの渡航に注意喚起しています。

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    エボラウイルスとは

    エボラウイルスは、フィロウイルス科エボラウイルス属で、アフリカのエボラ川から命名されています。

    ヒトに感染してエボラ出血熱に至った場合の致死率は50%を超えます。
    また、一命を取り留めた場合でも、重い後遺症を残すことがわかっています。

    エボラウイルスのような病原性微生物は、危険性に応じて4段階のリスクグループに分類されます。中でも、エボラウイルスの属するグループ4は、ヒトあるいは動物の生死にかかわる重篤な病気を起こし、簡単にヒトからヒトへ感染します。
    現段階では、有効な治療法や予防法は確立されていません。

    また、リスクグループ4のウイルスには、エボラウイルス以外にマールブルグウイルス、天然痘ウイルスがあります。

    感染症の症状

    エボラウイルスの潜伏期間は7日間程度です。潜伏期間中に感染力はなく、発病後に感染します。
    発熱、のどの痛み、下痢などが突然現れ、進行すると口腔や消化器官を中心に全身に出血が見られます。これをエボラ出血熱といいます。

    感染症の集団発生では、致死率が90%以上に達することもある恐ろしい感染症です。

    感染症の原因と感染経路

    エボラウイルスの感染は、発症者の体液や体液に汚染されたもの、排泄物、感染死者の遺体などから起こります。
    ヒト以外では、サル、コウモリ、ブタに感染して寄生します。
    アフリカではそれらの野生動物を食べる習慣があり、感染と流行の原因となっています。

    また、WHOは、医療従事者、患者の家族・近親者や遺体に触れる機会のある人を高リスク者としています。

    接触による感染力は強いですが、空気感染や症状のない人からの感染はなく、直接触らなければ簡単にヒトからヒトへ移りません。

    感染者への対応

    エボラウイルスは日本国内での発生リスクは低いとされています。とはいえ、発生の可能性がゼロではないため、発見されたときの対応を整備しています。

    医療機関から感染の報告があると、国立感染症研究所で検査を行います。感染が確認された場合は、感染症指定医療機関に移され、隔離病棟で適切な医療を公費で受けられます。

    感染症医療機関には特定感染症指定医療機関と、第一種感染症指定医療機関があります。
    前者は、成田赤十字病院、独立行政法人国立国際医療研究センター、常滑市民病院、市立泉佐野病院で、後者には49の医療機関が含まれます。
    医療機関がない県は青森、秋田、宮城、石川、香川、愛媛、大分、宮崎、鹿児島県です。
    これらの県で感染した患者は県外の施設か、第二種感染症指定医療機関に受け入れられます。

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    感染症の予防と治療

    ウイルスを粘膜や傷口から入れないようにすることで予防できます。

    感染が疑われる場所では、目や鼻に汚染した手で触れず、医療器具、ドアノブ、スイッチ、ハンドルなどはアルコールで消毒すると良いでしょう。

    咳は症状に含まれませんが、飛沫は避けるべき感染源の1つなので、1メートル以内での長期間の接触は控えます。
    また、人ごみを避け、マスクをすることも大切です。

    エボラウイルス感染症に対する有効なワクチンや特効薬は、残念ながらまだ存在しません。
    症状を軽減するための治療を行い、脱水や痛みを抑えるほか、抗凝固因子によって播種性血管内凝固症候群を回避するのが現状で、新規治療法や動物実験レベルでのワクチンの開発が検討されています。

    ※播種性血管内凝固症候群とは
    本来出血した箇所で起こる血液凝固反応が、全身の血管内で無秩序に起こる症候群のこと。

    一方で、エボラウイルス感染症患者の血清投与も有効な治療法として注目されています。
    1995年のコンゴでの症例において、回復した患者の血液を8人の患者に輸血し、7人が回復したとされています。
    2014年の流行のときも、WHOは抗体療法を「早急に試すように」と奨励しています。
    2010年にはアメリカの研究者によって、エボラ出血熱に感染したアカゲザルに対しての有効な核酸医療が国際上級誌で発表されました。

    ※核酸医療とは
    DNAやRNAの構成成分である核酸を使って、遺伝子の発現に直接作用することにより、これまで難しかった病気の治療をすること。

    また、既存の抗ウイルス薬を用いた治療も注目されています。抗HIV薬のラミブジンや抗マラリア薬のアーテスネート・アモジアキンで、エボラ出血熱の死亡率が低下するともいわれています。

    おわりに

    エボラウイルス感染症についておわかりいただけたでしょうか?

    治療法に関してまだまだ課題は山積みですが、今後の医療の進歩に大いに期待できそうです。
    恐ろしいと思うだけでなく、正しい知識をもって予防しましょう。

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  • かゆいだけで終わりじゃない! 蚊に刺され後に待っている怖い再興感染症

    再興感染症について

    この時期、寒い日本を飛び出して暖かい場所への旅行を考えている人も多いのでは? そんなとき、注意したいのが「蚊」です。蚊によって運ばれる4種類の感染症とその症状、予防法などをお伝えします。
    1. 1.はじめに
    2. 2.ヒトと蚊の共生
    3. 3.日本脳炎
    4. 4.マラリア
    5. 5.デング熱
    6. 6.ジカウイルス感染症
    7. 7.おわりに

    はじめに

    再興感染症とは、一時発生が減っていたにもかかわらず、再び流行してきた感染症のことです。
    その原因は、地球温暖化により感染症を運ぶ蚊の生息域が北に移動していることです。
    他にも多剤耐性菌や強毒株の出現、交通手段の発達による移動の手軽さがあげられます。

    今後さらに、国際交流が盛んになり感染のチャンスが増えるかもしれませんので、再興感染症の正しい知識を身につけておきましょう。

    ※多剤耐性菌とは
    変異によりさまざまな抗生剤が効かなくなった細菌のこと。

    ※強毒株とは
    人に感染すると高い確率で死に至る細菌やウイルスのこと。

    ヒトと蚊の共生

    蚊は衛生害虫です。衛生害虫とは人や家畜に悪影響を与える昆虫やダニ類のことです。蚊が病原体(ウイルスや原虫)を運び、家畜や人の血を吸うことが、再興感染症の流行に大きく影響します。

    通常は花の蜜を吸っていますが、産卵期に入ると栄養をとるために血を吸います。この際に体内に唾液が注入され、蚊の口や唾液に含まれる病原体が入り込みます。また、ヒトが雌の蚊に刺されるとかゆくなるのは、唾液に対するアレルギー反応です。

    では、蚊から感染する4種類の感染症について説明します。

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    日本脳炎

    日本脳炎ウイルスはフラビウイルス科フラビウイルス属のウイルスです。西ナイルウイルス、セントウイルス脳炎ウイルス、マレーシア渓谷脳炎ウイルスは、日本脳炎ウイルスと同じ抗原をもつ日本脳炎血清型群として知られています。

    ※抗原とは
    体内への異物の侵入を防ぐ抗体のもとになるもの。

    ※血清型とは
    血液型のように、ウイルスなどの細胞の表面にある抗原によって分類される型のこと。

    これらのウイルスを運ぶのはコガタアカイエカ(日本では水田で発生する)で、ブタの体内で増えたウイルスをヒトへと移します。
    日本脳炎ウイルスは1935年に、感染したヒトの脳からこと取り出され、増やすのに成功しました。

    日本脳炎の発症頻度は0.1~1%で、ヒトからヒトへの感染はありませんが、ワクチンによる予防が必要な感染症です。

    日本脳炎ウイルスの潜伏期間は6~16日間で、脳や脊髄を保護している髄膜の炎症や38℃以上の発熱が主な症状です。小児では下痢に続いて、物事が正しく理解できない、刺激ににぶくなるなどの意識障害や、しびれや筋力低下を伴う神経障害が現れます。

    死亡率は20~40%で、生存者の45~70%に麻痺(まひ)や痙攣(けいれん)などの精神神経学的後遺症が残ります。
    後遺症が残るのは、発症の時点ですでにウイルスが脳細胞を破壊しているためです。
    脳細胞についた傷を治す有効な治療法は今のところなく、高熱と痙攣(けいれん)などの症状を軽くする治療を行います。

    また、日本脳炎発症者の大半が予防接種を受けていないことも分かっています。日本脳炎には、活性化しない(感染しても発症しない)ウイルスで作られた不活化ワクチンが用いられます。
    3歳時に3回接種のプランを開始して、9~12歳の期間に1回の追加接種を行います。

    その他の予防として、蚊に刺されない工夫が必要です。肌の露出を制限し、流行地への渡航を極力控えるようにしましょう。

    マラリア

    マラリアの主な病原体には、熱帯熱マラリア原虫、三日熱マラリア原虫、卵形マラリア原虫、四日熱マラリア原虫、サルマラリア原虫があげられます。これらの原虫をハマダラカが運び、ヒトへ感染させます。

    マラリア原虫は蚊の体中で、ヒトに感染するためにスポロゾイト(胞子)に形を変えます。
    その後、蚊の唾液からヒトの血中へ移行し、肝細胞に感染して増殖します。増え続けた原虫は肝細胞を壊し、さらに赤血球へ感染して破壊します。
    その後は、また新たな赤血球に再感染し、破壊を繰り返します。

    病原体の潜伏期間は熱帯熱マラリアで12日間、四日熱マラリアで30日間、三日熱マラリアと卵形マラリアで14日間前後です。
    症状は熱による顔の赤み、嘔吐(おうと)、頭痛などの熱発作と、咳、痰(たん)、胸痛、呼吸困難などの呼吸器症状や貧血です。
    また、体温は40℃以上にもなります。

    通常、マラリアの治療には、予防にも使われるクロロキンなどを用います。初期治療の場合は、プリマキンという治療薬を利用し、肝細胞に感染したマラリア原虫を攻撃します。

    個人でできる予防として、蚊に刺されないよう肌の露出を控えた服を身に着けることが大切です。
    また、渡航予定先の感染症情報をよく調べておきましょう。

    デング熱

    デングウイルスはフラビウイルス科フラビウイルス属のウイルスで、4種の血清型が知られています。
    これらのウイルスを運ぶのは、ネッタイシマカやヒトスジシマカです。
    2014年に日本で流行し、全世界では年間1億人がデング熱を、25万人がデング熱が進行したデング出血熱を発症しています。

    潜伏期間は3~7日間です。
    デング熱にかかると、発熱に加えて発疹、関節痛、筋肉痛、目の充血、目の奥の痛みが現れます。
    これらの症状は1週間ほどで良くなりますが、一部はデング出血熱に進行します。

    デング出血熱の症状は、デング熱が良くなって平熱に戻ったときに突然現れます。
    急に出血したり、いったん出血すると止まりにくくなったりします。
    この出血は血液中の血しょうと呼ばれる成分が流れ出すことが原因で、循環する血液が不足すると、ショック症状を引き起こします。

    デング出血熱の重症度は4段階に分類され、重症度の高いGrade 3、4はデングショック症候群と呼ばれます。
    Grade 3では心拍数が上がる、脈拍が弱くなる、脈圧が20mmHg以下に下がるなどの循環障害がみられます。
    Grade 4は脈圧の測定ができないほど重症で、出血や臓器障害を伴います。

    発熱と痛みに対する治療には、解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン)を利用します。
    デング出血熱にかかった場合は輸液が必要となります。

    予防には蚊に刺されない工夫が必要です。肌を覆う厚手の服を着用しましょう。一緒に渡航する渡航者や接触する場所についてもよく調べておきましょう。

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    ジカウイルス感染症

    ジカウイルスはフラビウイルス科フラビウイルス属のウイルスです。
    ヒトへ感染する血清型は1つで、1947年にウガンダのジカ森林のアカゲザルから取り出されました。
    媒介するのはネッタイシマカ、ヒトスジシマカのようなヤブカ属で、1968年にナイジェリアでヒトから取り出されて存在が確認されています。

    近年では2007年にミクロネシア連邦のヤップ島、2013年にフランス領ポリネシア、2014年にチリのイースター島でも発見されています。
    2013年から再び流行しており、2015年に南アメリカ大陸、特にブラジルとコロンビアで流行したことは記憶に新しいことと思います。

    潜伏期間は3~12日間で、主症状は38.5℃以下の発熱、発疹、関節痛、筋肉痛、目の充血、目の奥の痛みです。
    また、胎児に感染すると小頭症という、脳の発達が遅れて頭が異様に小さくなる病気になることが分かっています。
    これらの症状は発症地によって異なります。
    症状は4~7日間継続し、発熱と痛みに対しては解熱鎮痛剤で治療します。

    予防には蚊に刺されない工夫が必要です。肌の露出を制限し、厚手の服を着ましょう。
    また、渡航前には感染症情報をチェックしておきましょう。

    おわりに

    蚊によって広がる4種類の再興感染症についてご説明しました。
    国や地域によって流行している感染症が異なるので、渡航前に情報を得てしっかり準備し、渡航先で健康に過ごしていただければと思います。

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  • ペットや家畜から感染? 知っておきたい人畜共通感染症の脅威

    人畜共通感染症について

    『人畜共通感染症』というと聞き覚えがないかもしれませんが、『鳥インフルエンザ』や『狂犬病』というと身近に感じられるのではないでしょうか?

    イヌ、ネコ、トリなど身近な動物から感染するかもしれない怖い感染症です。
    それらの感染症の症状、予防、治療法など知っておきたい情報が満載です。

    1. 1.はじめに
    2. 2.インフルエンザウイルスとは
    3. 3.鳥インフルエンザウイルス感染症の感染経路
    4. 4.鳥インフルエンザウイルス感染症の症状と予防
    5. 5.狂犬病の感染経路
    6. 6.狂犬病の症状
    7. 7.狂犬病の予防と治療
    8. 8.おわりに

    はじめに

    人畜共通感染症(ズーノーシス)とは、ヒトと動物の両方に感染する病原体(ウイルスなどの微生物)によって引き起こされる感染症のことです。中でもインフルエンザや狂犬病は、ヒトと動物の双方に感染するダイレクトズーノーシスと呼ばれています。

    鳥インフルエンザウイルスH7N9型は、中国で最初に発見されて132人が感染し、36人が死亡した致死性の高いウイルスです。
    現在はヒトからヒトへの感染性はありませんが、今後ウイルスが変異して感染が広がることが心配されています。

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    インフルエンザウイルスとは

    インフルエンザウイルスはオルトミクソウイルス科のウイルスで、A、B、C型の3種類があります。
    ウイルスの表層には赤血球を集めて塊を作る赤血球凝集素(HA)と、細胞同士の感染を助けるノイラミニダーゼ(NA)という酵素があり、これらの分子がさまざまに組み合わさることで、ウイルスの型を形成しています。

    ヒトに感染し、流行するインフルエンザウイルスはA型とB型です。A型は10~40年のサイクルで流行し、それにはウイルスの変異が大きく影響しています。
    感染者から取り出されて増やしたウイルスをもとに、スペインかぜはH1N1型、アジアかぜはH2N2型、香港かぜはH3N2型、ソ連かぜはH1N2型、新型インフルエンザである豚インフルエンザはH1N1型であることがわかっています。

    変異には突然変異とウイルス間の遺伝子組み換えの2パターンがあります。遺伝子組み換えはヒトの体内で起こることはなく、動物の体の内でヒトへ感染するウイルスへと変化します。

    2003~2006年にかけて日本、インドネシア、韓国、中国に生息する鳥から見つかった高い確率で感染症を引き起こす鳥インフルエンザウイルスをH5N1型といい、新型インフルエンザウイルスに分類されています。

    厚生労働省は鳥インフルエンザが国内感染者3,200万人のパンデミック(感染症の大流行)を引き起こすと推測し、さらに国内にワクチンがないとも述べています。

    鳥インフルエンザウイルス感染症の感染経路

    鳥インフルエンザウイルスは鳥の気道や大腸、小腸の中で増え、糞便(ふんべん)中に外に出ます。
    また、汚染水を通してカモの間で感染し、湖や沼の氷の中で凍結保存されます。
    鳥の糞(ふん)や汚染された水以外に、感染者の咳やくしゃみに含まれるウイルスから感染することもあります。

    鳥インフルエンザウイルス感染症の症状と予防

    ウイルスの潜伏期間は1~3日間です。
    症状は38℃以上の発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、全身のだるさ、咽頭痛、咳です。
    高齢者では肺炎、乳幼児では脳炎を合併して死亡するケースもあります。

    予防するには養鶏場など鳥の糞(ふん)が舞い上がるところに近づかないことが大切です。

    また、外出後は手洗いとうがいを心がけましょう。

    狂犬病の感染経路

    狂犬病ウイルスはラブドウイルス科リッサウイルス属のウイルスです。ヒトに対する主な感染源は野生のイヌですが、ネコやコウモリが菌をもっていることもあります。
    それらの感染動物の唾液に含まれる狂犬病ウイルスが、噛まれた傷、目や唇などの粘膜から侵入します。

    感染後、ウイルスは神経系を通って脳神経で活動し始めます。感染部位が脳に近いほどウイルスの潜伏期間は短く、2週間~2年間と幅広いことが特徴です。

    狂犬病ウイルスは全ての哺乳類に感染します。通常、ヒトからヒトへの感染はなく、移植時の感染例があるのみです。

    ※神経系とは
    音を聞く、痛みを感じるなどの刺激を細胞が受けたときに、それを脳に伝える組織のこと。

    狂犬病の症状

    狂犬病ウイルスに感染しているイヌは、感覚器に対する刺激に敏感になり、風や音によるわずかな刺激で痙攣(けいれん)を起こします。また、極端に水を避ける恐水症も特徴です。

    ヒトに現れる症状としては、皮膚(ひふ)の違和感と感冒様症状(発熱、鼻づまり、咳など、いわゆるかぜのような症状)があげられます。
    症状の激しい時期には不安感、恐水症状、恐風症、興奮、麻痺(まひ)、精神錯乱、腱反射と瞳孔反射のたかぶりが見られます。
    致命的な症状は麻痺(まひ)で、全身にわたると呼吸障害に至って死亡します。

    ※恐風症とは
    風の動きに敏感になり、過剰に恐れる症状のこと。

    ※腱反射とは
    筋肉と骨をつないでいる腱が、外からの刺激に反応して突然筋肉を収縮すること。有名なものは、膝の皿の下をたたくと足が跳ね上がる反射。

    ※瞳孔反射とは
    強い光を浴びたり、近くをずっと見たりすることによって瞳の大きさが変化すること。

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    狂犬病の予防と治療

    狂犬病の疑いのある動物に咬まれたらまず、傷口をよく洗うことが大切です。狂犬病ウイルスはエタノールで死滅するウイルスなので、洗浄後に消毒しましょう。
    消毒後はすぐに暴露後(感染後)ワクチンを接種します。

    接種のスケジュールは日本製のワクチンの場合、当日、3、7、14、30、90日後の6回です。
    欧米製のワクチンの場合は、当日、3、7、14、28日後の5回接種します。

    暴露前(感染前)ワクチンを接種せずに発症すると、ほとんどの場合で死亡することがわかっています。
    日本での暴露前ワクチンの接種は180日間に3回で、完了後は2年間有効です。
    接種の義務はなく、費用は自己負担です。欧米のワクチン接種は28日間に3回で、完了後は同じく2年間有効です。

    おわりに

    鳥インフルエンザと狂犬病という2つの人畜共通感染症についてご説明しました。
    それぞれの症状や予防法についてご理解いただけたでしょうか?

    ウイルスの変異と医療の進歩の関係はいたちごっこです。変異を繰り返すウイルスに対処するために、今後も情報をアップデートしていきましょう。

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  • ジカ感染児、成長に伴いさまざまな障害―CDC調査

    2年前にジカウイルスに感染した母親から生まれた小頭症の子どもたちは、現在も健康状態や発達の面で数々の重大な問題を抱えていることが明らかになった。

    米疾病対策センター(CDC)のグループがブラジル保健省などの協力を得て実施した調査から、2歳前後に成長した子どもたちの多くにてんかん発作や睡眠、聴覚、視覚の問題があり、自力で座ることができないなどの運動障害があることが分かったという。
    詳細は「Morbidity and Mortality Weekly Report(MMWP)」12月15日号に掲載された。

    妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児の小頭症を引き起こす可能性があると考えられている。
    2015~2016年にはジカウイルス感染症が流行したブラジルの北東部で、同ウイルスに感染した母親から小頭症の子どもが数多く生まれた。
    今回の調査は、このうち出生時の検査で先天的なジカウイルス感染が確認された19人の小児を対象に実施された。

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    その結果、生後19~24カ月の時点で11人にてんかん発作がみられ、半数以上に睡眠障害があることが分かった。また、嚥下障害などによる摂食困難が9人に、ガラガラの音に反応することができないといった聴覚障害が13人に、動いている物を眼で追えないといった視覚障害が11人に認められた。

    さらに、自力で座ることができないなどの重度の運動障害がある小児も15人いた。なお、19人中14人がこれらの障害を3つ以上抱えており、治療の複雑化をもたらしていた。

    CDC長官のBrenda Fitzgerald氏は「ジカウイルスによって深刻な影響を受けた小児では、その後も大幅な発達の遅延がみられ、成長に伴い問題が顕著になってきていることが分かった」と説明。
    その上で、「胎内でジカウイルスに曝露した小児についてはもれなく観察を継続し、妊娠中の曝露による影響について完全に把握する必要がある」としている。

    一方、CDC発達・障害部門のGeorgina Peacock氏は「ジカウイルス感染による先天的な影響が認められる小児は、成長とともにさまざまな医療関係者や介護者による特別なケアが必要になってくる。
    今回の知見を活かし、ジカウイルス感染症に起因した障害を抱える患者の長期的な治療に備えるとともに、米国をはじめ世界各国でジカウイルス感染に対する警戒態勢を維持し、感染予防の取り組みを継続してくことが重要だ」と話している。

    (HealthDay News 2017年12月14日)

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  • 男性がインフルや風邪の症状に弱いのには理由がある?

    インフルエンザや風邪といった呼吸器感染症の症状はつらいものだが、特に男性はその症状を大げさに訴える傾向があると感じている医師や女性は多いのではないだろうか。

    しかし、男性が呼吸器感染症の症状に弱いのは、ただ弱虫だからではなく、男性は実際に女性と比べて免疫系が弱く、症状が重くなりやすいからではないかとする研究論文が発表された。
    この論文は毎年ユーモラスなテーマの研究論文を集めることで知られる「BMJ」12月11日オンライン版のクリスマス特集に掲載された。

    この論文を執筆したのはニューファンドランド・メモリアル大学(カナダ)のKyle Sue氏。英語圏では軽い風邪の症状でも「インフルエンザに罹った」と騒ぎ立てる男性を揶揄する際に“man flu(男性特有のインフルエンザ)”という言葉がよく使われる。
    同氏は今回、動物およびヒトの複数の研究をレビューし、“man flu”に科学的根拠があるのか否かについて検証した。

    その結果、ある香港の研究では、女性よりも男性の方がインフルエンザによる入院リスクが高いことが示されていた。
    また、インフルエンザを含む呼吸器疾患を発症した場合の合併症リスクは女性と比べて男性で高いことを示した研究もあった。

    さらに、複数のマウスの研究において、男女の性ホルモンの違いがインフルエンザの症状の重症度に関係している可能性が示されているほか、ヒトの研究でも男性と比べ女性ではインフルエンザ発症時の免疫反応が強いこと、また男性ホルモンの分泌量が多いと免疫反応が抑制されることが示唆されているという。

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    Sue氏は、さらに詳細な検討が必要であることを認めつつも、「男性が呼吸器症状に弱いことには、ある程度の根拠はある」と述べ、「インフルエンザの治療も性差を考慮する必要があるかもしれない」との見方を示している。
    さらに、同氏は「女性よりも男性の方が若いうちに心血管疾患を発症しやすいとして、男性には早期から心血管疾患のスクリーニングが実施されているにもかかわらず、なぜ男性が風邪やインフルエンザの症状でより苦しんでいると問題視されるのだろうか」と疑問を投げかけている。

    一方、米ペンシルベニア大学ペレルマン医学大学院のEbbing Lautenbach氏は、今回の論文について「われわれが共通して抱いている印象を裏付けるデータが、実際にどの程度あるのかを調べたという点は素晴らしい」と評価した上で、「女性と比べて男性では呼吸器感染症への免疫反応が弱いということは証明されているわけではない」と指摘。
    性差が本当に存在するのか、もし存在するならどのような機序で性差が生じるのかについて、今後さらなる研究が必要だと強調している。

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  • ノロウイルスの拡散を防止する

    ノロウイルスは、嘔吐や下痢を引き起こす非常に感染力の強い病原体です。クルーズ船や学生寮などの人が大勢集まっている閉じられた空間に潜んでいることが多いとされています。

    米国では年間のノロウイルスの感染者数は2,100万人に上り、ノロウイルス感染によって約7万人が入院し、800人が死亡しています。ノロウイルスから身を守るため、以下の対策によって感染を防ぎましょう。

    • こまめに石けんで手を洗いましょう。
    • 食品を扱う際には十分に注意しましょう。
    • 感染した人が接近した後は、壁や床などを殺菌しましょう。
    • 汚染された体液や排泄物のついた衣類は、お湯を使って念入りに洗濯しましょう。

    情報元:米疾病対策センター(CDC)

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    HealthDay News 2017年12月8日
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  • アンピシリン耐性菌は臨床導入前から存在していた?

    ペニシリン系抗菌薬の一つであるアンピシリンに対する耐性菌は、同薬がヒトの感染症治療に使用されるようになった1960年代よりも前から存在していたことが、パスツール研究所(フランス)のFrancois-Xavier Weill氏らによる研究で明らかになった。

    詳細は「The Lancet Infectious Diseases」11月29日オンライン版に掲載された。

    アンピシリンは広域スペクトルのペニシリン系抗菌薬で、英国では1961年に感染症の治療薬として発売されて以降、尿路感染症や中耳炎、肺炎、淋病などの治療に使用されてきた。
    しかし、同国では発売のわずか数年後(1962~1964年)にアンピシリンに耐性を示す細菌(S. Typhimurium)の感染が広がった。

    今回、Weill氏らは1911~1969年に欧州、アジア、アフリカ、アメリカの各地域における31カ国でヒト、動物、食品、家畜の餌から分離された288のS. Typhimurium株のアンピシリンに対する感受性の検査を実施。
    また、全ゲノムシークエンス解析を行い、アンピシリンに対する耐性獲得のメカニズムを特定した。

    その結果、ヒトから採取された分離株の約4%で多様なアンピシリン耐性遺伝子が同定された。
    また、ヒトの感染症治療にアンピシリンが使用されるようになる前の1959~1960年にフランスやチュニジアでヒトから採取された分離株において、アンピシリン耐性に関連する遺伝子(blaTEM-1)が認められた。

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    Weill氏によると、北米や欧州では1950年代から1960年代にかけて、家畜の餌に低用量のペニシリン(主に狭域スペクトルのペニシリン系抗菌薬であるベンジルペニシリン)が添加されていた。
    同氏は「今回の研究では直接的な因果関係を明らかにすることはできなかった」としながらも、「病気の治療以外の目的で家畜にペニシリン系抗菌薬を投与していたことが、1950年代後半の耐性菌の出現につながった可能性がある」との見方を示している。

    さらに、同氏は同誌のニュースリリースで「この研究結果は農場の土壌や排水、肥料などに残留する抗菌薬が、考えられていた以上に耐性菌の拡大に影響していることを示唆している」と指摘。
    「細菌には国境はない。世界レベルでヒトだけでなく動物における耐性菌の監視と調査を実施すべきだ」と強調している。

    ヒトに重篤な感染症をもたらす細菌の多くは、アンピシリンなどの抗菌薬に対する耐性を獲得している。耐性菌による世界の死亡者数(年間)は2050年には1000万人を超えると予測されている。
    こうした問題を背景に、世界保健機関(WHO)は最近、健康な家畜への日常的な抗菌薬の使用を中止するよう呼び掛けている。

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    HealthDay News 2017年11月30日
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