• 不妊の原因にもなるクラミジア。検査や予防の方法とは

    クラミジアについて

    性感染症の中でも、多くの割合を占めているのがクラミジアです。放っておくと不妊にもつながるクラミジア。その症状や原因、検査方法や治療法などについてまとめました。クラミジアを予防して、妊娠できる体づくりをしましょう。
    1. 1.はじめに
    2. 2.クラミジアとは
    3. 3.クラミジアと不妊の関係
    4. 4.クラミジア検査の方法と費用
    5. 5.クラミジアの原因と症状
    6. 6.クラミジアの治療と予防
    7. 7.まとめ

    はじめに

    性感染症と言うと自分には関係ないと思っている方もいるとは思いますが、自覚症状も少ないので
    感染者が増加しています。今回はクラミジアの原因や症状、治療法などを紹介していきます。

    クラミジアとは

    性感染症としてメジャーな存在であるクラミジア。
    近年感染者数が増加しています。

    クラミジアとは一体どんな病気なのでしょうか?

    クラミジアとは?
    クラミジアとはクラミジア・トラコマチスという真菌の一種です。

    粘膜の中から人の体に侵入し、細胞の中で増殖をしていきます。
    クラミジアは人の細胞内でしか生きていくことができないのです。

    性感染症の一種
    クラミジアは性感染症の中でも最も患者数の多い病気です。

    特に20代までの若年層に感染者数が多いのが特徴で、男性よりも女性のほうがはるかに患者数が多くなっています。

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    クラミジアと不妊の関係

    クラミジアは、これから妊娠出産を迎えるであろう女性に感染患者数が多いのが特徴といえます。

    クラミジアと女性の妊娠出産にはどのような関係があるのでしょうか?

    クラミジアの感染が重症化するとどうなる?
    クラミジアは性交渉によって感染します。
    クラミジアが女性の膣内に侵入してくると、やがて子宮や卵管、卵巣まで感染が広がって行きます。

    すると感染部位が炎症を起こして卵管や卵巣が癒着したり、子宮内膜炎になったりしてしまいます。

    その結果、排卵が起こらなくなったり、卵子が卵管を取れず、妊娠ができなくなったりします。

    クラミジアが重症化すると、女性の体にはこのような重篤な変化が訪れるのです。

    クラミジアが不妊の原因になる?
    クラミジアが重症化してしまうと、先に述べたような排卵障害が起こります。

    卵子が子宮まで届くことができないので、当然の結果として不妊につながるのです。

    クラミジア検査の方法と費用

    クラミジア感染症において特に重要となるのが早期の発見です。

    クラミジアの検査方法や費用等についてまとめました。

    クラミジアの検査はどこで受けられる?
    クラミジアの検査は主に以下のところで受けることができます。

    • 産婦人科
    • 泌尿器科
    • 自宅(郵送のキットにて)

    クラミジアの検査方法とは?
    クラミジアの検査方法は大きく分けて2種類あります。

    血液検査と粘膜検査です。

    血液検査ではクラミジアに対する抗原や抗体ができているかどうかを調べることができます。

    一方、粘膜検査では膣内の粘膜を少量擦り取り、その中にクラミジアがいるかどうかを調べます。

    クラミジア検査の費用はどれくらい?
    一般的な費用の目安は次の通りです。

    保険適用での検査の場合、自己負担分は2000円から3000円程度です。

    自宅で検査を行う場合は、3000円から5000円程度が相場となっています。

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    クラミジアの原因と症状

    クラミジアはどこから感染するのでしょうか?
    また、感染するとどのような症状が現れるのでしょう?

    クラミジアの感染経路と感染したときの症状についてまとめました。

    クラミジアの感染経路は?
    クラミジアは人の粘膜の中でしか生きられません。

    つまり粘膜と粘膜の直接の接触が感染経路となるのです。

    コンドームを使用しないでの性交渉、オーラルセックスやディープキスなどが感染の原因となります。

    クラミジアに感染するとどんな症状が出る?
    残念なことに、クラミジアに感染しても女性の場合はほとんど自覚症状がありません。

    これがクラミジアが爆発的な流行を見せている理由です。

    自覚症状を強いて挙げるならば、次のようなものになります。

    • おりものの増加
    • 下腹部痛
    • 不正出血

    ただしこれらの症状はすべての人に見られるわけではありません。

    多くの女性は無症状のままなのです。

    クラミジアの治療と予防

    クラミジアは不妊にもつながる性感染症です。

    正しい予防法と治療法を知っておきましょう。

    クラミジア治療法とは?
    クラミジアは抗生物質の服用で簡単に治療することができます。

    ただし抗生物質の服用には注意点があります。

    • パートナーも一緒に検査を受けて、陽性の場合は必ず一緒に治療する。
    • 抗生物質は、定められた期間必ず飲みきる。自己判断で服薬を中止しない。
    • 治療中は性交渉を行わない。
    • 治療後は必ず再検査を行い、クラミジアがいなくなっていることを確認する。

    クラミジア感染を防ぐためにできること
    クラミジアは不妊の原因になるだけでなく、お腹の赤ちゃんにも影響を及ぼす病気です。

    クラミジアの感染を防ぐためにできることを紹介します。

    • 性交渉時には必ずコンドームを使用する。
    • 性交渉は特定のパートナーとのみ行う。
    • パートナーと一緒に定期的に検査を受ける。

    クラミジアの予防は一般的な倫理観を持っていれば、何も難しい事はありません。
    お互いに対する思いやりを大切にしましょうね。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。
    この記事を読んでもし症状に該当するかもしれないと思い当たる方は早めの病院受診をおすすめします。

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  • 体外受精は新鮮胚と凍結胚のどちらが良い?

    排卵のある女性に対する体外受精では、新鮮胚と凍結胚のいずれを移植しても生児出生率に差はないとするランダム化比較試験の結果が「New England Journal of Medicine」1月11日号に掲載された。

    第1回目の体外受精を受ける女性約2,000人を対象とした同試験では、体外受精後の生児出生率は新鮮胚で約50.2%、凍結胚で48.7%と同程度であることが示されたという。

    この研究を実施したのは米ペンシルベニア州立大学医学部産婦人科学・公衆衛生学教授のRichard Legro氏ら。
    以前、同氏らは無排卵の多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の女性を対象としたランダム化比較試験を実施し、体外受精による生児出生率は凍結胚が新鮮胚を上回っていたとする結果を報告していた。
    ただ、排卵のある女性に対する体外受精に関しては、どちらを移植すると成功率が高まるのかについては不明だったという。

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    そこでLegro氏らは今回、排卵はあるが不妊期間が1年を超えている20~35歳の女性2,157人を、第1回目の体外受精で新鮮胚を移植する群と凍結胚を移植する群のいずれかにランダムに割り付け、生児出生率を比較した。

    その結果、生児出生率はそれぞれ50.2%、48.7%で、両群間に有意差はなかった。ただ、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の発生率は新鮮胚群の2.0%に対して凍結胚群では0.6%と低かった。
    OHSSは不妊治療で使用される排卵誘発剤による影響で発生しうる病態で、重症例では危険な状態あるいは死亡に至る可能性もあるという。

    この結果について、Legro氏は「全ての不妊女性に合った治療法は存在しないということを示すもの」と説明。
    その上で「個々の患者の特徴に合わせた治療を選択すべきだろう」と話している。
    また、同氏は「今回の結果を踏まえれば、新鮮胚よりもOHSSリスクが低い凍結胚の方が、全ての体外受精患者に対して安全性が高いと考えられる」との見解を示している。

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    HealthDay News 2018年1月11日
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  • 大気汚染で精子の質が低下する可能性

    大気汚染が男性の不妊の原因となる可能性があることが、台湾人男性を対象とした研究で示された。この研究では微小粒子状物質PM2.5への曝露によって精子の形態異常がもたらされ、精子の質が低下することが示唆されたという。

    詳細は「Occupational & Environmental Medicine」11月21日オンライン版に掲載された。

    研究を率いた香港中文大学公衆衛生・一次医療学部のXiang Qian Lao氏は「大気汚染は精子の形状およびサイズの異常と有意に関連していた。
    したがって、大気汚染は相当数のカップルに不妊をもたらしている可能性がある」としている。ただし、同氏は「この研究は観察研究であるため、大気汚染が原因で精子の質が低下するという因果関係を示したものではない」と強調している。

    Lao氏らは今回、2001~2014年に検診を受けた15~49歳の台湾人男性6,475人(平均年齢31.9歳)のデータを分析した。
    この検診では精子の質(総数、形状、サイズ、運動率)も評価していた。PM2.5への曝露レベルは、対象者の居住地により3カ月単位で2年にわたって評価した。

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    その結果、喫煙、飲酒、年齢、体重などの影響を考慮しても、PM2.5への曝露と精子の形態異常との間に関連が認められ、2年間のPM2.5濃度(平均)が5μg/m3増えるごとに正常な形態の精子が1.29%減少し、正常な形態の精子の割合が下位10%になるリスクが26%増大した。

    一方、PM2.5への曝露は精子濃度の上昇に関連することも分かった。
    これについて、Lao氏らは「身体が精子の質の低下を克服しようとする代償的な反応ではないか」との見方を示している。

    大気汚染が精子に影響を及ぼす正確な機序は明らかにされていないが、PM2.5には精子損傷との関連が認められている重金属や多環芳香族炭化水素類などの物質が含まれているという。Lao氏は「PM2.5による大気汚染は世界に広がっているため、多くの男性が影響を受けている可能性がある」と指摘し、精子の質を改善するためにも世界的な大気汚染への対策が求められると主張している。

    米レノックス・ヒル病院のTomer Singer氏によると、数十年前から精子の濃度および運動率の低下や形態異常の増加が認められていたが、原因を突き止めるのが困難だったという。
    米ノースウェルヘルスのManish Vira氏は「この研究は大気汚染と精子の異常との関連を裏付ける強いエビデンスとなる」と述べる一方、「このような影響がみられるのは大気が極度に汚染された地域に限定されるものと考えられる」としている。

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    HealthDay News 2017年11月22日
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  • ビタミンD不足で不妊治療の成功率が低下する可能性

    血中ビタミンD濃度が低い女性は体外受精などの不妊治療が成功する確率が低いとする研究結果が「Human Reproduction」11月15日オンライン版に掲載された。

    英バーミンガム大学産婦人科講師のJustin Chu氏らがこれまでに発表された11件の研究データを解析した結果、血中ビタミンD濃度が充足している女性と比べ、不足あるいは欠乏している女性では妊娠率や生児獲得率が低いことが示されたという。

    Chu氏らは今回、体外受精や凍結胚移植、顕微授精といった生殖補助医療(ART)による不妊治療中の女性の血中ビタミンD濃度と治療アウトカムとの関連について検討したコホート研究11件(計2,700人)のデータを用いてメタ解析を実施した。

    その結果、血中のビタミンD濃度が充足している女性では、不足または欠乏している女性と比べて生児を獲得できる可能性が1.33倍であることが示された。
    さらに、臨床的に妊娠が確認される可能性も、ビタミンD濃度が充足している女性では、不足または欠乏している女性と比べて1.46倍であることが分かった。ただし、ビタミンD濃度と流産リスクとの間に関連は認められなかった。

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    なお、ビタミンD濃度が充足していたのは解析対象となった女性の26%のみだったという。
    ビタミンD濃度の基準値は統一されていないが、米国の内分泌学会は血中25(OH)D濃度で30ng/mL超を「充足」、21 ~29 ng/mLを「不足」、20 ng/mL未満を「欠乏」と定義している。

    今回の研究結果について、Chu氏らは「関連性が示されたに過ぎず、ビタミンDサプリメントを使用することでART後の生児獲得率が高まることが証明されたわけではない」と説明。
    「妊娠を希望している女性は、ビタミンD濃度を高める介入の効果が臨床試験で示されるまでは、ビタミンDサプリメントの購入を急ぐべきではない。
    ビタミンDの過剰摂取によって体内にカルシウムが蓄積し、骨が脆弱になるほか心臓や腎臓に悪影響がもたらされる可能性がある」と話し、慎重な解釈を求めている。

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    HealthDay News 2017年11月20日
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  • 体外受精の採卵の痛みや方法は?採卵徹底解説!

    体外受精について

    体外受精の過程においては必ず卵巣から卵子を取り出す採卵があります。 いったいどうやって採るのか、どういう方法があるのかなど不安や疑問に思うことを解明したします。
    1. 1.はじめに
    2. 2.体外受精の採卵方法とは
    3. 3.代表的な体外受精の採卵方法、種類と特徴
    4. 4.採卵に使われる主な薬剤
    5. 5.採卵するときは痛い?
    6. 6.採卵費用はどのくらい?
    7. 7.まとめ

    はじめに

    体外受精は体力も精神力も使う大業です。その中の段階で女性が最も気を遣う部分は採卵ではないでしょうか。良い状態の卵子をつくる、正常な排卵をさせるなど薬やタイミングが重要となります。

    治療の一環は医師に任せることになりますが、ある程度は把握しておきたい物です。体外受精の採卵方法や種類、痛みの度合いなどさまざまな観点からご説明いたします。

    体外受精の採卵方法とは

    体外受精は自然に受精できない場合に卵子と精子を取り出し体外で受精させ、再度子宮に着床させて出産へと運ぶものです。その段階で必ず行われるものが採卵です。

    採卵する当日までは、月経周期を利用しながらさまざまな方法で卵巣を刺激することになります。
    卵巣で卵子が育成させ採卵となりますが、麻酔が覚めたら帰宅可能となります。

    採卵手法は膣内から腟式超音波(エコー)を挿入し位置を確認しながら、腟式超音波についている採卵針を卵巣内にある卵胞に刺し卵胞ごと吸引。
    卵胞液を抜き取り卵子の採取に至ります。

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    代表的な体外受精の採卵方法、種類と特徴

    卵子の育成や排卵方法などを女性の体や環境に応じて組み合わせ方が違ってきますので採卵方法の種類も数多くなります。
    採卵方法によって一番大きく変わるものは卵子の数となります。
    代表的な採卵方法をご紹介いたします。

    完全自然排卵周期法

    女性の子宮や卵巣の状態が若く元気で排卵誘発剤を使わずに自然に排卵できると判断された場合に用いられます。
    平均採卵数は1個となります。

    何度も病院へ行かなくて良く、排卵誘発剤を使用しないので女性の体に対する負担が少ない。月経周期に間を開けずに連続で採卵可能という点がメリットになります。

    デメリットは、採取卵が複数ではないので自然排卵してしまっていると機会が延長される。
    また卵子が未熟であったり卵子がいない卵胞だけの採取となったりする可能性があり、妊娠率が低くなります。

    クロミフェン法

    排卵誘発剤のクロミフェンを使った採卵方法です。
    多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などで卵巣機能が低下している女性に対応され、薬剤的には刺激が少ないほうなので体への負担も小さくなります。

    完全自然排卵周期法同様に月経周期に間を開けずに連続で採卵可能、平均採卵数は1~5個となります。

    反面クロミフェンの副作用として、子宮内膜が薄くなり受精卵を着床させづらくすることもあります。

    hMG・rFSH注射法

    クロミット法で効果が見られなかった場合や採卵数を増やしたい場合に用いられます。
    採卵数は1~10個と多くなり、妊娠率が高くなりますが、薬剤の副作用で卵巣過剰刺激症候群になる可能性もあるというデメリットもあります。

    クロミフェン法+hMG・rFSH注射法

    クロミフェン法にhMGとrFSH注射を合わせた方法で、採卵数をもっと増やしたい場合に用いられます。
    平均採卵数は1~15個なので、メリットに多くの胚凍結が出来るということもありますが薬剤の副作用の可能性は増えることになります。

    アンタゴニスト法

    排卵はあるけれど卵子の成長が未熟であるなどの人に対して効果的です。卵胞の育成を一時的に抑えておいて採卵めがけて育成させるといったものです。
    排卵誘発剤の量が少ないので副作用のリスクは低くなり、排卵のコントロールがしやすくなるメリットがあります。
    反面卵胞の育成をおさえすぎてしまうと未成熟になるデメリットもあります。

    ショート法

    卵巣機能が低下してきた人や、働いていることで通院時間をとれないといった人に適しています。
    GnRHアゴニスト製剤を使用し卵子の成長を一時止め、採卵に合わせて成熟させていくという方法になります。

    ロング法と似た治療法なのですが、薬を使う期間が少し短いだけのものです。
    排卵誘発剤を減らせるメリットと卵胞の質が落ちてしまう可能性があるというデメリットがあります。

    ロング法

    GnRHアゴニスト薬剤の投与するタイミングがショート法よりも前となるため採卵までの時間が延びます。
    採卵できる卵子数も多いのでスタンダードな方法となります。

    ただし卵巣機能の落ちている人には適さないデメリットがあります。また刺激が強いため、卵巣が腫れたり、下垂体が通常通り働くまでに時間がかかる場合があります。

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    採卵に使われる主な薬剤

    卵子を成熟させる薬

    • クロミフェン製剤
    • ゴナドトロピン製剤
    • シクロフェニル製剤

    排卵させやすくする薬

    • hCG製剤
    • GnRHアゴニスト製剤
    • GnRHアンタゴニスト製剤
    • アロマターゼ阻害剤
    • hMG・rFSH注射薬
    • エストロゲンリバウンド

    採卵するときは痛い?

    採卵時は麻酔を使用します。
    全身麻酔を使うところもありますが、ほとんどが局所麻酔か静脈麻酔です。
    点滴の中に注入したり座薬やガスなど投与方法もさまざまです。

    施術中はほとんど痛みを感じることはなく、お腹を切開することもないので麻酔が切れた後も傷の痛みなどはありません。
    穿刺するので多少の出血はありますが、施術の数時間後には普通に体動できます。

    採卵費用はどのくらい?

    採卵の費用はクリニックや病院によっても異なり、卵巣刺激法の選択や麻酔方法によっても費用は大きく変わってきます。

    採卵手技費は2個までとすれば60000円程度ですが、麻酔や診療代を含めると13,000円~170,000円程度となります。

    採卵するまでには受診料や検査費もかかり、卵巣刺激法では200,000円前後が別途となりますので、体外受精全般であれば高額になることを把握しておくことが良いと思われます。

    まとめ

    体外受精に臨む際には、赤ちゃんが欲しいという気持ちがあれば痛みは覚悟という人達も多いのかもしれません。
    しかし採卵までの苦痛を薬剤の投与法や手法などで減らすことも可能と思われます。信頼できる病院を選び、医師や家族との打ち合わせを綿密に行いましょう。
    一人で痛みに耐えるのではなく、新しい命の誕生までは多くの人々の協力を得られるように環境づくりから始めることが大切ですね。

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  • 肥満男性で精子の数、質ともに低下の可能性

    肥満男性では精液の量が少なく、精子の数や濃度、運動率なども低いことが、インドの不妊治療施設に通院する男性約1,300人を対象とした後ろ向きコホート研究で明らかになった。

    研究を率いたクリシュナIVFクリニック生殖補助センターのGottumukkala Achyuta Ramaraju氏は「肥満の女性は妊娠しにくいことが知られているが、今回の研究では男性にも同様の傾向があることが裏付けられた」としている。
    研究の詳細は「Andrologia」9月19日オンライン版に掲載された。

    Ramaraju氏らは今回、2016年に不妊治療のため同センターを受診した男性1,285人の精子を、コンピュータによる精子画像解析法(CASA)のデータに基づき評価した。

    その結果、肥満(BMI 30以上)の男性では肥満ではない男性と比べて精液の量のほか、精子の数、濃度、運動率などが低いことが分かった。

    また、肥満男性では頭部が細長いなどの形態異常がある精子の割合が高いことも明らかになった。

    この研究は因果関係を明らかにしたものではないが、Ramaraju氏らは「このような精子の異常は自然妊娠や体外受精による妊娠を難しくさせる可能性がある」と指摘している。
    また同氏は、不妊治療に携わっている医師に対し、体外受精を実施する前には研究で用いられたコンピュータによる精子の画像解析を行うことを勧めている。

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    一方、今回の報告を受け、米ノースウェルヘルス・ファーティリティのAvner Hershlag氏は「男性の約3人に1人が肥満という米国では重要な知見だ」と強調。
    「米国の肥満人口は膨れ上がるばかりだが、その一方で精子の質は低下し続けている。今回の研究結果は肥満が不妊の直接的な要因であることを示したわけではないが、そうした気がかりな傾向を裏付けるものといえる」と説明している。

    なお、Hershlag氏によると、最近の研究で肥満手術による大幅な減量によって精子の質がある程度は回復することが示されているという。
    Ramaraju氏らも現在、減量による精子の質への影響を明らかにするための研究を進めており、早期データではあるが減量に伴い精子の質が改善する可能性が示唆されているとしている。

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    HealthDay News 2017年9月20日
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  • 痛みや出血が伴う?人工授精のリスクを回避

    人工授精について

    人工授精にはどのようなリスクがあるのでしょうか?痛みや出血や胎児への影響など、知っておきたいことはたくさんあります。今回は、人工授精のリスク、痛みや出血、胎児へのリスク、人工授精のリスクを下げる方法をご紹介します。
    1. 1.はじめに
    2. 2.人工授精とは
    3. 3.人工授精のリスクとその症状
    4. 4.人工授精で起こる出血や痛みの原因
    5. 5.工授精の胎児へのリスク
    6. 6.人工授精のリスクを下げるためには
    7. 7.まとめ

    はじめに

    人工授精による不妊治療を受ける上で、どんなことを不安に思いますか?
    分からないことだらけで夫婦の悩みは尽きないのではないでしょうか?

    事前に人工授精のリスクやその回避方法を知っておき、少しでも不安を軽減してから治療に挑みたいところです。

    今回は、人工授精のリスク、痛みや出血、胎児へのリスク、人工授精のリスクを下げる方法をご紹介します。

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    人工授精とは

    人工授精とはあらかじめ精液を採取し、排卵日を狙って精子を子宮に直接注入し、授精させる不妊治療の方法です。

    人工的に行われるのは精子を注入する時だけで、それ以外は自力で授精をするので母体への負担は最小限に抑えられ、安全に行うことがます。

    精子を注入すると精子は卵子の待つ卵管に進み、授精します。

    その後、受精卵となって子宮に進み、着床して妊娠となりますが、妊娠する確率は5~10%程で必ず妊娠できるという保証はありません。

    人工授精のリスクとその症状

    人工授精をする上でのリスクを具体的に挙げていきます。

    ・排卵誘発剤の使用
    排卵誘発剤は卵巣を関節的、または直接的に刺激して卵胞を育てて排卵を起こします。
    人工授精を受けるにあたり、排卵しているかは非常に重要です。
    排卵誘発剤を使用する事で、排卵する確率が排卵誘発剤を使用しない場合に比べてかなり上がるので、人工授精の成功率も必然的に上がります。
    しかし排卵誘発剤は薬剤ですので当然副作用があり、腹痛や吐き気、体重増加等のリスクが伴います。
    そして排卵誘発剤の副作用で一番怖いのは排卵過剰刺激症候群という卵巣が腫れる症状です。
    自然に治まる場合もありますが、腹痛等を感じたら医師の診察を受け、排卵誘発剤の使用について相談する必要があります。
    また、排卵誘発剤を使用して卵子を作るので多胎妊娠の可能性も自然妊娠に比べて20%ほど高くなります。
    双子を妊娠した場合、通常の倍の負担が母体にかかり、切迫早産や帝王切開になる可能性が高まります。妊娠高血圧症候群に罹患する確率も普通の妊娠の6倍と跳ね上がります。
    その為、最近は多胎妊娠を抑制する治療法もあるので医師に相談して下さい。

    ・身体への負担
    人工授精を行うと稀にですが手術器具に付着した菌が原因で感染症にかかる事があります。
    人工授精した後に体調が悪くなったり、身体に異変を感じたらすぐに病院を受診しましょう。
    また人工授精で妊娠した場合、妊娠高血圧症候群や妊娠高血圧腎症になる確率が高くなり、発症した場合は母体の負担が大きくなります。

    ・精神的な負担
    人工授精は排卵のタイミングを狙って治療するので、精神的な負荷も大きいです。

    1回の成功率が5~10%と決して高くないので入念な検査をする必要があり、回数を重ねても妊娠しなかった場合、精神的に大きなダメージを受けます。

    更に仕事をしながら治療を受けている場合、排卵を狙う為の検査や人工授精の為に仕事を休まなければなりません。

    そして人工授精は実費になり、1回の人工授精にかかる費用は病院にもよりますが、15000円から30000円程度、それが回を重ねる毎にのしかかり、その都度の検査代や排卵誘発剤等のお金も発生するので経済的にも負担が大きく、これが精神的負担につながることもあります。

    人工授精で起こる出血や痛みの原因

    人工授精は精子を直接子宮内に注入するだけなので身体への負担はかなり少ないです。しかし中には激痛を感じたり、出血する方もいらっしゃいます。その原因を見ていきましょう。

    ・子宮収縮による痛み
    人工授精で精子を注入する際、2通りの方法があります。

    1.精液を原液のまま注入
    2.精液を洗浄して動きの良い精子だけを選別した後に注入

    精液を原液のまま注入すると精液の中に含まれているプロスタグランジンという成分が子宮の収縮を引き起こしてしまい、強い痛みを感じる事があります。

    このプロスタグランジンは精液を洗浄して注入する場合、この成分も取り除かれて注入されますので子宮収縮は怒らない事が多いです。

    ・カテーテル挿入による痛みや出血
    精液を子宮内に直接注入する際に、膣にカテーテルという器具を挿入します。

    この時にカテーテルが擦れてしまい、痛みや圧迫感を感じる事があります。

    またカテーテルと子宮頚管の摩擦によって出血が数日程続くこともあります。

    しかし、この痛みや出血は人工授精の家庭で起こるものなので、悪化しなければ問題ありません。

    ただ人工授精当日は念のために生理用品を持参する事をお勧めします。

    人工授精の胎児へのリスク

    不妊治療で授かった赤ちゃんは自然妊娠で授かった子よりも障害を持って産まれるリスクが高いのではないかと不安に思っている方も多いのではないでしょうか?

    人工授精は、精子を注入する部分以外は自然妊娠と同じ過程を辿ります。
    人工授精を行ったからと言って障害をもって生まれるリスクが高まるわけではありません。

    しかし、人工授精を行う場合に高齢出産が多いこと、多胎妊娠の可能性が通常より高いことが、人工授精によって障害のある子どもが生まれやすいと言われることに関係しています。

    人工授精を希望するご夫婦は35歳以上の高齢出産であることが多いです。

    高齢出産の場合、先天性異常が見つかることや、流産することのリスクは若いときの妊娠・出産に比べて高いです。

    そして前述したように、多胎妊娠になった場合にもリスクが生じてしまいます。

    一卵性双生児の場合、胎盤1つを共有した状態が胎児にとって一番リスクが高いです。

    その中でも双胎間輸血症候群といって母体から供給される血液が双方の胎児にバランスよくいき届かない事で起こるものがあります。

    血液が余分に来る胎児は多尿、羊水過多、心不全になり、血液が不足してしまう赤ちゃんには腎不全、羊水過少、発育不全になってしまいます。

    双胎間輸血症候群は未だに原因が分かっていませんが放っておくと最悪の場合、赤ちゃんがお腹の中で死亡してしまうことがあります。無事に出産できたとしても障害が残る可能性がある恐ろしい症状です。

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    この治療法は2種類あり、羊水吸引除去術という局所麻酔をしてお腹に針を刺し、羊水過多の赤ちゃんの羊水を抜く方法と胎盤鏡下レーザー凝固術をいう内視鏡の一種である胎児鏡を使って共有している血管をレーザーで凝固する方法です。

    ただ胎盤鏡下レーザー凝固術を受ける為には「妊娠16週以上26週未満である」「破水していない」「子宮内の膜に異常がない」等、いくつかの条件を満たす必要があります。

    さらに、この治療は一部の医療機関でしかできないので、事前にどこで受けられるのかを調べておく必要があります。

    多胎児の場合、2500g以下の未熟児で産まれる事も多く、脳性麻痺や奇形等のリスクもあるのです。

    人工授精のリスクを下げるためには

    人工授精は痛みや出血がある可能性は高くありません。

    人工授精のリスク自体は妊娠のプロセスにあるので、そこまで神経質になる必要はないでしょう。

    ただ、排卵誘発剤の使用による排卵過敏刺激症候群を引き起こしてしまった場合はすぐに受診し、医師を相談する事をお勧めします。

    そして妊娠に伴うリスクは高齢になるにしたがってどうしても上昇してしまいます。

    そのリスクを回避する為には、生活習慣を見直し、3食バランスの良い食事、質の良い睡眠を心掛け、お酒を控えてタバコは止める、ストレスを溜めないようにする等、体調を整えるようにする必要があります。

    まとめ

    今回は人工授精に伴うリスクをご紹介しました。

    様々なリスクを紹介したので不安を感じる方もいると思いますが、これらを知る事がリスクを回避する第一歩です。自分でできる生活習慣等の見直しは是非実践してみましょう!

    人工授精に臨む時には万全の体調で治療を受けられるように準備をしてください。

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    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

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  • 病院で?自宅で?精液検査の方法と注意点

    精液検査について

    妊娠を希望している健康な男女間で性交はしているのに1年以上も妊娠が無いと不妊症を疑うことがあります。女性の体は妊娠のために約1カ月間のサイクルで変化しているので最適の妊娠のチャンスが限られており、それほど深刻に考えることはありません。

    しかし加齢と共に男性も女性も精子や卵子の数が減ってきますし精子の活動も弱くなってくるため待っていることにも限界はあります。妊娠できない原因が男性側と女性側のそれぞれに同じ割合であることが分かっているのです。

    妊娠・出産をあきらめてしまいそうになる年齢の前に男性側の原因となる精子の状態を調べておくことは大切なことです。しかし不妊の原因が男性側にあることを知るのは男性にとって精神的ショックが大きいものです。

    病院で調べることが万全を期す上でも必要ですが自分で精液検査キットを使用して事前に検査をすることでパートナーとの相談、病院での受診、不妊治療開始の動機付けにもなり結果として妊娠の可能性を高めることになります。
    1. 精液検査とは?
    2. 病院での精液検査方法
    3. キットを使った精液検査方法
    4. 精液検査の注意点
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    精液検査とは?

    精液検査は世界保健機構(WHO)で基準値が定められている精子の量や機能、精子の機能に影響する因子などを測定して男性側の不妊の原因を調べる検査です。WHOの各検査に対する基準値(2010年度版)を下にまとめています。


    【精子量】
     1.5mL以上

    【pH(ペーハー;酸性かアルカリ性かの指標)】
     7.2以上

    【精子濃度】
     15 x 1,000,000個/mL以上

    【総精子数】
     39 x 1,000,000個以上

    【運動率(射精後60分以内)】
     前進している精子が32%以上、動いている精子が40%以上

    【形態】
     正常形態4%以上

    【生存性】
     58%以上生存

    【白血球数】
     1 x 1,0000,000個/mL未満

    【抗精子抗体】
     抗体結合精子が50%未満

    【精液中亜鉛】
     2.4μM以上/射精量

    【精液中果糖】
     13μM以上/射精量

    精液検査の結果がWHO基準値以下の場合は再検査を行い、精子が妊娠に十分なほどに作られているのか、精子の機能に障害が無いか、精子を免疫系が攻撃して障害されていないかを判断して原因に応じた治療を施します。
    男性側における不妊の原因を下に示しています。無精子症の原因としては造精機能障害と精路通路障害が考えられます。


    【造精機能障害】

    無精子症や精子数が少ない場合、あるいは精子の運動性や形態が悪いと妊娠が困難になります。元々精子が作られないか精巣での静脈瘤の影響で精巣内温度が高くなっている可能性があります。


    【精路通過障害】

    精子が通るための通路が詰まっていると射精はできても精子は出てこないため妊娠できません。過去の精巣部分での炎症などが原因の場合があります。


    【性機能障害】

    勃起障害、膣内射精障害などでストレスや精神的プレッシャーが原因として考えられます。


    【加齢による影響】

    一般的に35歳以降から精子の質の低下が起こり妊娠させにくくなります。

    加齢が原因である場合以外の男性側における不妊の治療法を下にまとめています。

    ・造精機能障害; 陰嚢を切開して採取した精子を顕微授精
    ・精路通過障害; 精路再建の手術
    ・性機能障害; 勃起障害治療薬による治療あるいは人工授精

    病院での精液検査方法

    病院のホームページから確認できた精子検査法を下にまとめています。多くの病院で精液量、精子濃度、総精子数、運動率が調べられています。病院によっては白血球数や抗精子抗体なども測定しています。他にも多くの病院で検査していますので最寄りの病院に検査内容をお聞きください。

    ・エフ・クリニック(青森県・埋まっていると青森市);精液量、精子濃度、総精子数、運動率、形態、抗精子抗体
    ・宇都宮中央クリニック(栃木県・宇都宮市);精液量、精子濃度、総精子数、比重、pH、運動率、形態
    ・あらがきウインズクリニック(埼玉県・さいたま市);精液量、精子濃度、総精子数、運動率、形態、白血球数
    ・芝公園かみやまクリニック(東京都・港区);精液量、精子濃度、総精子数、運動率、形態、白血球数
    ・恵比寿つじクリニック(東京都・渋谷区);精液量、精子濃度、総精子数、運動率、pH
    ・田園都市レディースクリニック二子玉川院(東京都・世田谷区);精液量、精子濃度、総精子数、運動率、形態
    ・エス セット・クリニック(東京・神田);精液量、精子濃度、総精子数、運動率、形態
    ・岩端医院(静岡県・沼津市);精液量、精子濃度、総精子数、運動率、形態
    ・北村クリニック(京都府・京都市);精液量、精子濃度、総精子数、運動率、形態
    ・おち夢クリニック名古屋(愛知県・名古屋市);精液量、精子濃度、総精子数、運動率、形態
    ・山本産婦人科(三重県・津市);精液量、精子濃度、総精子数、運動率、形態、pH、白血球数
    ・オーク住吉産婦人科(大阪府・大阪市);精液量、精子濃度、総精子数、運動率、形態、白血球数
    ・山下レディースクリニック(兵庫県・神戸市);精液量、精子濃度、総精子数、運動率、形態、白血球数
    ・いぐち腎泌尿器クリニック(広島県・広島市);精液量、精子濃度、総精子数、運動率
    ・矢野産婦人科(愛媛県・松山市);精液量、精子濃度、総精子数、運動率、形態、白血球数
    ・内田クリニック(島根県・松江市);精液量、精子濃度、総精子数、運動率、形態、白血球数
    ・おおくま産婦人科(佐賀県・佐賀市);精液量、精子濃度、総精子数、運動率
    ・ARI女性クリニック(熊本県・熊本市);精液量、精子濃度、総精子数、運動率、形態、白血球数
    ・大川産婦人科・高砂(大分県・大分市);精液量、精子濃度、総精子数、運動率、形態
    ・横山病院(宮崎県・都城市);精液量、精子濃度、総精子数、運動率

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    キットを使った精液検査方法

    精液検査キットがありますが病院での精液検査と比べると簡易検査になります。精子が無いとか精子が全く動いていないなどの明らかな異常がある場合以外は異常が無いとは結論付けられません。男性側の原因の中で約80%と最も多いケースは精子が全くないことです。

    精子が作られない原因は様々なので、すぐにでも医師に相談に行かれることをおすすめします。

    精子がある場合には男性の不妊治療で手術などの負担になることはありませんので、精神的に病院での検査を受けやすく感じます。精液検査キットや検査サービスの名前、キット内容、検査項目、検査者について下にまとめています。精液はマスターベーションによって採取することになります。


    【スパムチェック ファーティリティー】

    (キット内容)採取カップ、トランスファーデバイス、ソリューション液ボトル、テストデバイス/(検査項目)精液量、精子濃度、総精液数/(検査者)自己検査


    【マイクロファーストステップ】

    (キット内容)容器、ピペット、スライド、カバーガラス、LED付き顕微鏡/(検査項目)精液量、精子濃度、総精子数、運動率/(検査者)自己検査


    【フォトEX(orなし)パック】

    (キット内容)検査パック/(検査項目)精液量、精子濃度、総精子数、(形態)/(検査者)ベビーライフ研究所 *精液サンプルは送付します


    【精液検査キット/男性用】

    (キット内容)専用容器/(検査項目)精液量、精子濃度、総精子数、形態/(検査者)あおぞら研究所 *精液サンプルは送付します


    【精子検査】

    (キット内容)検体保存容器/(検査項目)精液量、精子濃度、総精子数/(検査者)リプロバイオ研究所 *精液サンプルは送付します

    精液検査の注意点

    細菌の混入を防ぐために採精前には排尿をし、手指と男性器の洗浄をします。精液の採取時にはコンドーム、ローション、器具等は使用しないでください。

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    治験・臨床試験は新しいお薬の開発に欠かせません。治験や疾患啓発の活動を通じてより多くの方に治験の理解を深めて頂く事を目指しています。治験について知る事で治験がより身近なものになるはずです。

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    病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください。
  • 産婦人科での不妊検査のあれこれ、知っておくことで不安解消!

    不妊検査について

    「不妊」という言葉に不安を抱き、検査を受けてみようかと考えている方は多いと思います。精神的にダメージを受けることも、妊娠する女性の年齢がアップすることでも妊娠の確率が減っていきます。自分たちの体を知るうえでも不妊検査は重要となってきます。不安を無くすためにも、検査を受ける前に不妊検査の内容を詳しく知っておきましょう。
    1. 1はじめに
    2. 2不妊検査とはこういったもの
    3. 3産婦人科ではこんな種類の不妊検査が受けられる
    4. 4産婦人科の不妊検査、内容や目的はこれ!
    5. 5産婦人科で適応される不妊検査、目安となる費用
    6. 6このタイミングで不妊検査を受けよう!
    7. 7まとめ

    はじめに

    運命の人と出会って幸せな時間を過ごすと、次の幸せは赤ちゃんですね。
    しかし妊娠の兆候がなければ不安になったり、あるいは周囲から急き立てられたりすると焦る気持ちがでてしまいます。そういったときに問題を解決してくれる一つの手段が「不妊検査」です。でもどういった検査なのか、費用はどのくらいなどわからないことが多いと思います。安心して検査を受けられるためにも、不妊検査の内容をしっかりと事前学習して見てください。

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    不妊検査とはこういったもの

    通常の夫婦が避妊をしない夫婦生活を行う場合には1年以内には妊娠する確率が80%と言われます。しかし女性の体か男性の体において何らか原因や障害があり、妊娠しない結果をもって、その原因を特定する目的のものですが、同時に不妊が特定されたとしたときに不妊治療や母体となったときに耐えられるかどうかということも判断されるものです。

    不妊症の検査をするにあたっても、自分が検査を受けるべきかどうかの目途が必要となります。その不妊の定義として日本では1年とされています。

    不妊検査は、さまざまな項目があり、それぞれの検査をするうえでタイミングや時間を要します。不妊検査の流れとしては、生活全般からそれまでの経歴などを提供するため、医師による問診から始まり、内診によって子宮や卵巣の現状を検査します。

    基礎体温などのデーターも必要となるため最低一ヶ月、その後に精密検査を受けるようになると3ヶ月から半年以上の時間が必要となることもあります。

    不妊の原因は女性ばかりではありませんので、男性の検査も必要です。女性は産婦人科で追跡できますが、男性は産婦人科では主に問診を中心とした基本検査は行われますが、精密検査などさらに追及していく場合には泌尿器科において検査することになります。

    産婦人科ではこんな種類の不妊検査が受けられる

    女性の不妊検査としては問診から基本検査のあとは、ホルモンの分泌時期に分けて検査がすすめられます。

    ●基礎検査
    ▪医師による問診(初潮、生理周期、妊娠や中絶歴、病気の既往歴など)
    ▪医師による内診(外陰部や膣の形状やびらんなどの有無、卵巣の状態などを調べる)
    ▪血液検査(感染症、貧血、全身的な疾患の判断)
    ▪培養検査(子宮がん検査やクラミジア検査)
    ▪基礎体温検査

    ●月経期の検査
    ▪超音波エコー
    ▪ホルモン検査
    ▪月経血培養検査

    ●卵胞期の検査
    ▪超音波エコー
    ▪ホルモン検査
    ▪卵管通気・通水検査
    ▪子宮卵管造影検査

    ●排卵期の検査
    ▪超音波エコー
    ▪子宮頚管粘液検査
    ▪フーナーテスト

    ●黄体期の検査
    ▪超音波エコー
    ▪ホルモン検査

    ●特殊検査(女性)
    ▪子宮鏡検査
    ▪抗精子抗体検査
    ▪腹腔鏡検査

    ●男性の検査
    ▪精液検査 「男性の不妊検査で最も基本的な検査です。自宅か病院で精液を採取して、精液の色や量、含まれる精子の濃度、運動率、奇形率、白血球数などを調べます。

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    産婦人科の不妊検査、内容や目的はこれ!

    超音波検査
    お腹の表面に小さな器械(プローブ)を当てながら検査するものと、膣に直接当てて画像上で見ていくものとあります。超音波の力で子宮の形や腫瘍、子宮筋腫の有無、また卵胞の発育状況などを特定できます。

    女性ホルモン検査
    順調な排卵や卵の着床に関わるホルモンが十分に分泌されているかの重要な目安となります。検査は血液検査だけで、さまざまなホルモンを確認できます。
    卵胞ホルモン(エストロゲン)、黄体ホルモン(プロゲステロン)、これら二つの分泌を指示する卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体化ホルモン(LH)。また乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)、甲状腺ホルモン(T3・ T4)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)など。
    ホルモンのバランスによって、多嚢胞性卵巣や黄体機能不全、甲状腺疾患などの特定も可能となります。

    通気・通水検査
    炭酸ガスや水を子宮から卵管内に流し込み、卵管の通過性を検査します。卵管に弊害がなければ圧力は変わらないのですが、圧力が上がってしまうと卵管が何らかの原因によって通気性が悪くなっていると判断されます。検査するほかに卵管を広げる機能もあり、妊娠へ向けた改善方法ともなります。

    子宮卵管造影検査(HSG)
    カレーテルという管を子宮に挿入し、造影剤を注入しレントゲン撮影します。
    通気・通水検査と同様に、卵管の通気性が良いかどうか判断するための検査です。

    フーナーテスト(頸管粘液検査)
    医師より性交日(排卵数日前から排卵日)を指定され、性交したあとに子宮頸管粘液を採取し、頸管内の精子の状態をチェックします。
    精子が動いてなかったり、精子の存在がなかったりすると、精子の異常か、精子を拒否する体質が原因で頸管を通過できない不妊と考えられます。

    子宮鏡検査
    内視鏡を子宮内に挿入し直接粘膜の状態やポリープや子宮筋腫、子宮の形などを画像で見る検査です。

    抗精子抗体検査
    通常の検査によって不妊の原因を特定できない場合や、フーナーテストの結果が悪い場合に用いられます。
    精子を外敵と誤認してしまい抵抗性が出てしまっているかどうかを血液検査によって判断(抗精子抗体の有無を確認)します。

    精液検査(男性)
    検査前は2~5日間の禁欲後に精子を採取します。
    精子の量、活動能力、奇形の有無などをチェックします。

    産婦人科で適応される不妊検査、目安となる費用

    不妊検査に必要な費用は、初診のカウンセリングなども含みますので医療機関によってかなり異なってきます。
    何度も足を運ばなければならず、毎回違う検査も行えば費用も当然差が大きくなります。
    大きな検査費用の目安として挙げてみました。(保険適応内)

    ▪血中ホルモン検査: 1,000~10,000円
    ▪超音波検査: 1,500~3,000円
    ▪子宮卵管造影検査: 3,000~6,000円
    ▪卵管通気検査・通水検査: 4,000~8,000円
    ▪フーナーテスト: 500~1,000円
    ▪子宮鏡検査: 5,000~20,000円
    ▪抗精子抗体検査:5,000~10,000円
    ▪精液検査:基本検査は300~1,000円、追加項目や保険適応外では5,000~30,000円

    このタイミングで不妊検査を受けよう!

    結婚して通常の性生活を行っている場合では20代であれば1年程度は様子を見ても良いのですが、年齢が増すと妊娠の可能性自体が減少してしまいますので、30代で妊娠歴がない場合には6ヶ月くらいで一度受診することが望ましいでしょう。

    一度の検査では判断できませんので、まずは重く受け止めずに簡単な基礎検査を受けることから始めることが良いと思われます。
    また受診の際には、前もって基礎体温を測っておいた結果を持参すると検診がスムーズとなります。

    まとめ

    不妊検査は女性だけの検査ではありませんし、妊娠においては夫婦の協力と愛情が必要なものです。妊娠しない事で悩んだり、けんかのタネになったりするとストレスや精神的な負担によっても不妊となるケースが少なくありません。
    不妊という意識に押しつぶされないようにすることも大切となってきます。
    あまり重たく考えずに、ベースとなっている夫婦間の愛情にアドバイスをプラスしてもらういう感覚で、不妊検査が存在すると考えるようにしましょう。

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  • 意外と知らない?人工授精について詳しくご説明します

    人工授精について

    不妊治療の1つである人工授精の方法、スケジュール等、意外に知られていない流れを詳しく解説すると共に、人工授精の成功率やリスクについて説明していきます。
    1. 1. はじめに
    2. 2. 人工授精とは
    3. 3. 人工授精の方法とそのスケジュールとは
    4. 4. 人工授精の費用
    5. 5. 人工授精の授精率
    6. 6. 人工授精のリスク
    7. 7. まとめ

    はじめに

    自然妊娠で子供を授かれるのが一番の理想ですが、晩婚化等の影響で不妊に悩む夫婦が増えています。

    そして不妊治療のタイミング法で上手くいかなかった時に選択される治療が人工授精ですが、具体的にどんな治療を行うのかを知っていますか?

    今回は人工授精とはどんな治療なのかを詳しく説明していきます。

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    人工授精とは

    人工授精は予め男性から採取した精子を直接子宮の中に注射器で注入して妊娠を手助けする不妊治療の1つです。

    自然妊娠が難しい場合、人工授精をして人工的に妊娠する確率っを上げます。

    この方法は排卵に合わせて行うので最高のタイミングを図る必要があるんです。

    人工授精の方法とスケジュールとは

    人工授精の目的は精子の移動距離を短くして卵子のある卵管に1つでも多くの精子を到達されて授精に繋げる事です。

    対象になる方は次の通りです。
    • 子宮頚管粘膜不全‥排卵期なのに子宮頚管粘液の分泌量が少ない等の症状
    • 男性不妊‥精子の数が少ない等、軽度の不妊
    • その他‥夫婦間の問題た原因不明の不妊等

    人工授精が決まってからのスケジュールは生理が始まった日から換算します。

    1.人工授精の準備
    人工授精を行う時は様々な検査を事前に行って人工授精を行う日を決めていきます。

    女性は基礎体温、子宮頚管粘膜検査、超音波検査等から排卵日を導き出します。

    男性は人工授精が確定してから実施する5日前から禁欲する必要があります。

    2.人工授精前日の準備
    人工授精するとスケジュールで決定したら前日は禁酒、禁煙、禁欲、早寝、長時間の入浴を避ける等、生活に気を付けましょう。
    特にお酒とタバコは人工授精しようと思ったら止めるのがベストな選択です。

    また人工授精するからと思うのではなく、普段から生活習慣を整えておけば、いざという時に慌てなくて済みますし、規則正しい生活を贈るようにすると妊娠しやすい身体になりますので、日頃から整えておきましょう。

    前日はリラックスをして過ごすようにすると尚良いですよ。

    3.人工授精当日
    検査データ等から算出した人工授精する日に先ずは男性から精液を採取します。

    精液の採取は病院で行う他に、家で採取して専用の容器に入れて病院に持参する方法があります。

    仕事の都合等もあるでしょうから事前に医師と相談しておくと良いでしょう。

    精液を採取すると精液率や奇形率を測定します。

    この結果に基づいて授精率を高める為に精液を洗浄して濃縮します。

    以前は原液のまま注入していましたが、雑菌による卵管炎や精液に含まれるプロスタグランジンという物質が子宮の収縮を促してしまうので先に不純物を取り除いて妊娠率を高める為に洗浄する病院が多いです。

    そして濃縮した精液を人工授精専用の柔らかいカテーテルを使って注入します。

    注入は5分程で終わりますが、一連の処置が終わるまで1~2時間位要します。

    注入後は30分位骨盤を高くして安静にし、感染予防の為の抗生剤を投与して終了です。

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    4.人工授精した後の経過
    人工授精した後も基礎体温は忘れずに測定しましょう。

    高温期が2~3週間続くと妊娠している可能性が高いです。

    人工授精は1回で成功するとは限りませんが一般的に5回位は試せるので一度失敗しても気持ちを切り替えて次に望みを託しましょう。

    ただし、夫婦の年齢や母体の状態によって回数は変わります。

    人工授精の費用

    不妊治療って聞くと凄くお金がかかるイメージを抱いている方も多いと思います。
    では具体的にどれくらいかかるのでしょうか?

    先ずは人工授精をする為に前もって行う検査ですが、これは病院によって多少の違いがあります。
    検査項目は基本的なもので女性が12項目、男性が2項目です。
    ただ、女性の場合は特にその人の状態によってどの検査を行うかが異なりますので多少受ける検査の量は前後します。
    これらの検査のほとんどは保険が適用されますので1~2万程度で収まる病院が多いです。
    そして人工授精ですが、こちらは健康保険適用の適用外になってしまうので実費になっていまいます。
    病院によって異なりますが、1回当たり15000円から20000円位かかります。
    つまり、人工授精を5回受けると単純計算で増額は75000円から10万円位ですね。
    因みに人工授精で授かれなった場合、体外授精に治療が移行されますが、体外授精の場合、1回にかかる費用は40万から80万と一気に金額が跳ね上がります。

    人工授精の授精率

    人工授精の成功率は5~10%と決して高い数字ではありません。人しようと工授必要な方の場合。人工授精でなければ、つまり自然に妊娠しようと思っても更に可能性は低くなってしまうんですね。

    例えば3年間不妊の夫婦がタイミング法を行った場合、1周期につき、成功率はたったの2%しかないんです。

    要は3年以上不妊の場合はタイミングだけでは妊娠する事が非常に困難なんですね。

    そこから結論を導き出すと5~10%という数字は希望が持てる数値ではないでしょうか。

    人工授精のリスク

    人工授精は精液を直接注入しますが、身体を切開するような治療ではないので多くの病院では痛みや出血がないとされています。

    しかし、人工的にカテーテルを挿入して精液を注入されるのでどうしてもリスクはあるんですね。

    では、どんなリスクがあるのでしょうか。

    子宮収縮による痛み
    精液を注入する時、2つの方法があります。

    • 採取した精液を原液のまま注入する方法
    • 採取した精液を洗浄し、選別してから注入する方法

    ここでポイントになるのは原液のまま注入した場合、精液の成分もそのまま子宮内に入ってしまう事です。

    精液に含まれているプロスタグランジンという物質が子宮の痙攣を引き起こしてしまって強い痛みを感じる事になってしまうんですね。

    一方、洗浄しているとプロスタグランジンも取り除かれて子宮内に注入するので子宮収縮は起こりにくいです。

    カテーテル挿入による痛みや出血
    カテーテルを挿入するという事は異物を体内に入れるという事になります。

    その際に痛みに敏感な人はカテーテルが擦れる事で痛みや圧迫感を感じてしまうんです。

    またカテーテルと子宮頚管の摩擦で出血が数日続く事があります。

    上記の他に、人工授精が終わると暫くしてから人工授精の副作用で痛みを感じる事もあります。

    人工授精では排卵のタイミングに合わせて精子を注入するので排卵誘発剤を使用して排卵をコントロールします。

    この排卵誘発剤は卵巣が腫れる副作用がありますので、人工授精が終わった後に生理痛のような痛みを感じる事もあります。

    まとめ

    今回は人工授精について詳しく解説してきました。
    人工授精は排卵に合わせて人工的に精液を注入するのでタイミングが非常に大事になります。
    不妊治療や人工授精をすると決まったら普段の生活を改善して規則正しい生活を心がけましょう。

    特にお酒やタバコは妊活の妨げにもなりますが、妊娠すればお腹の赤ちゃんにも悪影響を及ぼすので止める断ち切りましょう。

    人工授精の費用は一通りの検査で約1~2万、人工授精は健康保険が適用されないので15000円から20000円は見ておいた方が無難でしょう。

    人工授精を行うのは勇気がいるとは思いますが自然妊娠できない夫婦の希望の光ですので、夫婦二人三脚で、でも費用がかかる事なので夫婦でしっかり話し合いながら進めるようにして下さいね。

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